この記事では大学ノートを使った家計簿の書き方について、以下を解説しています。
・家計簿を簡単にするためのポイント5つ
・月ごとの家計簿の書き方3Step
・貯蓄分の家計簿の書き方
・繰り越す項目の家計簿の書き方2種類
これを読めば自作の家計簿の書き方だけでなく、家計管理の方法までわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね。
家計簿を簡単にするためのポイント5つ
家計簿を簡単にするには、ポイントがあります。
挫折しないためにも、大切です。
- 家計簿をつける目的を理解する
- 自分に合った項目を設定する
- 無意味な詳細は書かない
- 項目ごとに予算を決める
- 家計簿だけで管理しようとしない
それぞれ解説します。
1.家計簿をつける目的を理解する
家計簿の目的をしっかり理解しておきましょう。
- 収入と支出を把握しやすくする
- 無駄遣いに気付きやすくする
- 無駄遣いを減らす
- 家計をコントロールする
- 貯蓄額をわかりやすくする
家計簿をつけることが目的になると、挫折します。
2.自分に合った項目を設定する
項目は自分に合ったものを設定することが大切です。
最適なものにすることで、分類がしやすくなります。また、無駄遣いに気付きやすくコントロールもしやすくなります。
考えるべき項目は、生活費。我が家では「その他のやりくり費」として、ほとんどをひとまとめにしています。
項目名 | 一般的な項目 | 我が家の項目 | |
固定費 | 住宅費 | ○ | ○ |
水道光熱費 | ○ | ○ | |
保険料 | ○ | ○ | |
通信費 | ○ | ○ | |
保育料 | ○ | × | |
学費 | ○ | ○ | |
習い事 | ○ | × | |
おこづかい | ○ | ○ | |
交通費 | ○ | ○ | |
車両費 | ○ | ○ | |
生活費 | 食費 | ○ | ○ |
日用品 | ○ | ||
交際費 | ○ | ○ その他のやりくり費 | |
交通費 | ○ | ||
美容費 | ○ | ||
被服費 | ○ | ||
車両費 | ○ | ||
趣味費 | ○ | ||
雑費 | ○ | ||
特別費 | ○ | ||
医療費 | ○ | ○ | |
子供費 | ○ | ○ | |
合計項目数 | 22個 | 12個 |
一般的な項目数が22個あるのに対し、我が家は12個です。
●項目設定について詳しく説明しています
スッキリ解決!家計簿の項目の決め方|簡単に分類・節約しやすい項目
3.項目ごとに予算を決める
項目ごとに予算を決めます。
例えば、車費の場合。
・車の保険
・自動車税
・車検
・免許更新料
・タイヤ・オイル交換
・ワイパーなど消耗品交換
・車両購入代の貯金など
車費に関する出費で、考えられるものを全て書き出します。それを1ヵ月当たりの金額にすれば、適切な予算がわかります。
これで、家計管理がしやすくなります。
●具体的な予算の立て方を解説しています
初心者さんも簡単に管理できる!貯まる家計簿の予算の立て方を解説
4.項目ごとに繰り越す
毎月の支出金額が一定でない項目は、繰り越し方式にします。
予算を決め、「月の家計簿」に記入。「項目ごとの家計簿」を別のページに用意し、独立させて管理します。
お小遣い帳形式で、残金をそのまま繰り越していきます。
4.無意味な詳細は書かない
事細かく全てを記入するのはやめましょう。
細かく書くと挫折します。何より、書く必要のない情報もあるからです。
例えば食費。野菜の値段を事細かく書いたところで、常に最安値で買えるわけではありません。
食料品は日常的に購入するもの。書かずとも高いか安いかはわかるようになります。
5.家計簿だけで管理しようとしない
家計簿だけで全ての支出を管理するのは、大変です。
一部の項目のみ、袋分けで管理するのもおすすめです。
特に食費。残金がわかりやすく、コントロールしやすくなります。
家計簿には予算の記入だけ。残ったら繰り越し、困った時に役立てます。
この方法なら、繰り越しの記入すらも不要です。
□我が家の食費と日用品費の管理方法□
一緒に買い物することが多い、食費と日用品費をまとめて管理。
専用のお財布を用意しています。
●食費と日用品費の管理方法を解説しています
食費と日用品費の節約は専用財布で簡単に!メリット2つと方法を解説
月ごとの家計簿の書き方3Step
月ごとの家計簿の書き方を、3Stepで解説します。
Step1.今月の記入欄を作る
Step2.項目と金額を記入
Step3.締日のまとめ
Step1:今月の記入欄を作る
線を引いて、月や収入を記入します。
1.線を引く
2.月を記入
我が家では25日~翌月の24日までで管理。月をまたぎますが、このように記入しています。
3.開始日記入
4.今月の収入を記入
開始日と給料日が違う場合。開始日以前で、直近の収入がおすすめです。
Step2:項目と金額を記入
項目と金額を記入します。
1.項目記入
設定している項目を記入します。
2.金額記入
予算が決まっているもの。金額が分かっているものを記入します。
Step3:締め日のまとめ
締め日には確定金額を記入し、まとめます。
1.確定金額記入
ガソリンのレシートを取っておき、締め日に合計を記入しています。
医療費の出費があった場合は、そちらも記入しましょう。
2.集計
合計金額を計算・集計します。
合計額を記入。その上に、収入と支出の差額を書きます。
貯蓄分の家計簿の書き方
毎月の家計簿での収支残高を、別ページに記入していきます。
■毎月の家計簿■
■貯蓄分の家計簿■
毎月の収支の差額を記入する他、ボーナスなどからの貯蓄分も記入します。
繰り越す項目の家計簿の書き方2種類
繰り越す項目の記入方法は、2種類。
支出の頻度に応じて、使い分けます。
- 月の家計簿に記入するタイプ
- 別ページで管理するタイプ
①月の家計簿に記入するタイプ
1ヶ月に1度のみしか支出のないもの。光熱費や携帯は、月ごとの家計簿に繰越し額を記入します。(繰越金は次月以降も引き継ぎます)
※食費・日用品費は繰り越しますが、お財布で管理しているので家計簿上には記入しません
②別ページで管理するタイプ
月に複数回の出費があるものは、別ページで管理しています。※お好みにより、項目別でノートを用意する方法も
別ページで管理してる項目は、3つ。車費・子供費・その他のやりくり費です。
それぞれの書き方の例を紹介します。
車費
月ごとの家計簿で記入した金額を、車費の家計簿に記入するだけです。
車費の出費は、全てこちらで管理します。
子供費
子供費は、1人づつ別に用意しています。
車費と同じ要領で、子供費の家計簿に記入します。
子供に関する出費。お年玉やお祝いなどいただいたものも、こちらに記入してます。
我が家では教育資金の貯蓄もこれに含んでいます。別に用意したい場合は、さらに項目を分けましょう。
その他のやりくり費
車費と同様に、その他のやりくり費の家計簿に記入します。
「おやつは食費では?」と思うかもしれません。我が家では基本的にこちらに分類しています。
分類の仕方は人それぞれ。無駄遣いを減らすのに効果的な方法を追求しましょう。
●娯楽費について詳しく解説しています
家計簿のレジャー費や娯楽費とは何か|節約と贅沢を両立する方法
家計簿で家計をコントロールしよう
家計簿は、大学ノートで自作するのがおすすめです。
自分に合ったものにできること。購入にも困らないからです。
また、記入を簡単にするためにはポイントがあります。
項目の特性により、扱いを変えることがポイント。
正しい家計簿の書き方を知ることで、計画的にお金を使うことができますよ。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪
●この家計簿が難しいと感じた方にはもっと簡単に書けるものもあります
ずぼらさんも挫折しない家計簿|正しい考え方と具体的な書き方