挫折することが多い家計簿。継続するには、その原因を避けることが大切です。
この記事では、ずぼらでも続けられる家計簿の書き方を知りたい方へ向け、以下を解説しています。
・家計簿の挫折原因3つを知ろう!
・分類を簡単にするためにできること2つ
・ずぼらさんも続く!家計簿の書き方7Step
これを読めば挫折原因や解決策がわかり、ずぼらさんでも続けられる家計簿の書き方がわかります。
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
家計簿の挫折原因3つを知ろう!
家計簿で挫折しないために。原因を知り、それを避けることが大切です。
挫折原因は、3つ。
- 細かく記入しすぎる
- 書き方がわからない
- 分類が難しい
それぞれ解説します。
①細かく記入しすぎる
細かく記入しすぎると、挫折します。
なかでも食費。品数が多く、記入が大変です。無駄遣いを振り返るには、レシートで十分。
本当に必要な情報に限定し、記入しましょう。
②書き方がわからない
書き方がわからずに悩むのも、挫折の原因です。
クレカなどの引き落としになるものや、電子マネーでの買い物など。記入のタイミングに悩みます。また、どのように記入するか悩む場合も。
家計簿は、いつ・何に・いくら使ったかを把握するためのもの。基本的に現金の時と同様、買い物した日につけるのが正解です。
悩むこと | おすすめの書き方 |
税込か税抜価格か | 税込価格が正解。税抜きを知りたい場合は、両方書いても構いません。 |
クレカや電子マネーの記入はどうするか | チャージした日の記入は不要。買い物した日に記入します。 |
光熱費など引き落としのものはいつ記入するか | 「引落とし額が確定した日」または「引き落とし日」どちらか好きな方で統一します。 |
クーポンやポイントを使用した場合の記入方法 | 支払った金額を書きます。クーポンやポイント使用前の金額も知りたい場合には、そちらも書き加えます。 |
③分類が難しい
分類が難しいことも、挫折の原因になります。
同じものでも、用途により分類項目が異なる場合も。それは間違いではありません。
分類が難しいのは、主に変動費。簡単にするためにできることを、解説します。
分類を簡単にするためにできること2つ
分類を簡単にするために。できることは、2つ。
- 分類を決めておく
- 最小限の項目を設定する
それぞれ、具体的に解説します。
①分類を決めておく
どのように分類するか、決めておきましょう。悩むことやモヤモヤした気持ちを無くせます。
分類には、正解がないものもあります。お金の使い方や重要なものは、人により異なるからです。
変動費の内容・分類で悩むことを、項目別に紹介します。
考え方の例をヒントに、自分なりの答えを見つけてください。
一般的な変動費の項目 |
・食費 ・日用品費 ・医療費 ・子供費 ・被服費 ・美容費 ・交際費 ・娯楽費 ・雑費 ・特別費 |
食費
日々の食費代が、これにあたります。
■食費の分類で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
お酒を含むか | ・お酒が大事なので→酒代という項目を設ける ・あまりお酒は買わないので→食費に含む ・たまの楽しみに買うので→娯楽費 ・自分が飲みたいだけなので→おこづかい |
お菓子をどこまで含むか | ・おやつは娯楽的な要素なので→娯楽費 ・あまりお菓子は買わないので→食費に含んで支障なし ・子供のおやつ→子供費 ・家族で食べるちょっとしたおやつ→食費 ・ミスドなど日常的に食べるには贅沢なものは→娯楽費 ・手土産は交際に関わるものなので→交際費 |
疲れて購入したお弁当代を含むか | ・贅沢な出費なので→娯楽費 ・日常の食費なので→食費 |
外食を含むか | ・友人などとの外食→交際費 ・家族での外食→食費or外食費or娯楽費(外食は娯楽とも考えられる) ・仕事中に食べた昼ご飯→お小遣いor食費or外食費 |
日用品費
毎日の生活で使う、日用消耗品類です。
ティッシュペーパーやシャンプー、掃除用品やキッチン用品など。
■日用品の分類で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
化粧品を含むか | ・必要最低限の必需品なので→日用品費 ・美容に関することなので→美容費 ・自分しか使わないものなので→おこづかい ・化粧品の出費を把握したいので→化粧品費という項目を設ける ・贅沢な出費なので→娯楽費 |
必需品ではない日用品を含むか | ・日用品に変わりないので→日用品費 ・必需品ではないので→贅沢=娯楽費or雑費 |
高級なシャンプーなどを含むか | ・日用品に変わりないので→日用品費 ・贅沢なので→娯楽費 ・美容に関係するので→美容費 ・自分しか使わないので→おこづかい |
医療費
医療費は、病院の診察代や薬代です。他にも、薬局で購入した医薬品などもあります。
■医療費の分類で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
テーピングなどを含むか | ・薬ではないので→日用品費 ・健康に関することなので→医療費 ・よくわからないので→雑費 |
子供費
子供に関わる支出です。子供用の文房具など。
必要なものが多いため、支出を把握するのに役立ちます。
旅行の時に持たせたお小遣いなど。過去を振り返りやすくなり、金額を参考にできます。
■子供費で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
子供が友達と行った外食を含むか | ・子供だけの出費なので→子供費 ・交際に関わるので→交際費 |
部活動会費 | ・学校関係なので→教育費(固定費) ・子供の出費なので→子供費 |
子供の衣類 | ・衣類なので→被服費 ・子供のものなので→子供費 |
子供の美容院代 | ・子供の出費なので→子供費 ・美容院代は全て→美容費 |
子供単独で必要なものは、全て子供費に分類するのがおすすめではあります。
被服費
被服費は、洋服や靴・アクセサリーなどです。
悩むのは、子供のものを含むかどうかくらい。あまり悩まずに分類できる項目です。
美容費
美容費は、美容院代やエステなどの支出。
悩むのは、化粧品代や整髪料などを含むかどうかです。
交際費
交際費は、交際に関わる出費。
ランチや飲み会・プレゼントやお祝いなどです。
■交際費で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
子供が友達と外出した費用を含むか | ・子供の出費でしかないので→子供費 ・子供であっても交際費なので→交際費 |
娯楽費
娯楽費は、趣味やレジャーなど。日常を充実させるための出費です。
娯楽費は大切ですが、必需品ではありません。他の項目に分類できないものは、すべてこちらに入れるのがおすすめです。
金額を把握することで、無駄遣いを防ぎやすくなります。また、重要なものに気づく機会にも。
■娯楽費で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
お出かけ時の交通費を含むか | ・交通費なので→交通費 ・レジャーに付随した交通費なので→娯楽費 |
家族で出かけた時の子供の入場料 | ・子供分の入場料は→子供費 ・家族での娯楽なので→娯楽費 おすすめは娯楽費。予算を組んだり把握するのがラクだからです。 |
雑費
雑費は、他の項目に分類できないもの全般です。
特別費
特別費は、不定期に発生する高額な出費。
家電や旅行・帰省や引越し費用などです。
■特別費で悩みがちなこと
悩むこと | 考え方の例 |
冠婚葬祭 | ・宿泊や高額な交通費を伴うものは→特別費 ・ちょっとしたお祝いや香典だけの場合→交際費 ・冠婚葬祭は全て→特別費 |
必需品でない家電 | ・家電なので→特別費 ・必需品でないので→娯楽費 |
②最小限の項目を設定する
変動費は、自分に合った項目を設定すること。最小限にすれば、さらに分類が簡単になります。
一般的な変動費の項目 | 我が家の項目 |
食費 | ◯ |
日用品費 | |
医療費 | ◯ |
子供費 | ◯ |
被服費 | ◯ その他のやりくり費 |
美容費 | |
交際費 | |
娯楽費 | |
雑費 | |
特別費 | ◯ |
特に支出を把握したい項目を設けましょう。一般的なもの以外でも構いません。(例:外食費など)
項目を掛け合わせる方法もあります。我が家は、「被服費・美容費・交際費・娯楽費・雑費」をひとまとめにしています。
「どうしたら節約しやすいか」考えること。支出のコントロールがしやすいことが大切です。
雑費は無駄遣いの逃げ道になるので、設定してません。
医療費は節約すべきでないため、単独がおすすめです。
ずぼらさんも続く!家計簿の書き方7Step
家計簿の記入には、大学ノートを使います。
自由に書け、簡単に購入できるので安心です。
下記のように記入していきます。
記入は7Step。具体的な書き方を解説します。
Step1:線を引いて開始日・収入記入
線を引き、月と開始日・収入を記入します。
1ヵ月ごとにつけますが、開始日は好きなタイミングで構いません。
我が家では、夫の給料日にしています。
Step2:項目記入
固定費と、自分で設定した変動費の項目を記入します。
固定費は、支払いがある項目を設定。変動費は、自分で設定したものを記入しましょう。
固定費の項目 | |
項目 | 内容 |
住居費 | 家賃・住宅ローンなど |
水道光熱費 | 電気代・ガス代・水道代など |
通信費 | インターネット・携帯電話代など |
保険料 | 生命保険・医療保険・学資保険・個人年金など |
車費 | 車のローン・駐車場代・車検代・自動車税・自動車保険など |
保育料・学費 | 保育園・幼稚園の費用、小学校・中学校・高校・大学の費用など |
税金 | 所得税・住民税・健康保険料・国民年金など |
習い事 | 塾や習い事の月謝 |
交通費 | 通勤や通学のための定期代など |
おこづかい | 夫・妻・子供のおこづかい |
Step3:確定してる金額を記入
確定してるものは、金額も記入します。
Step4:累計記入欄を作る
変動費それぞれの記入欄を作り、内訳や累計を把握します。
レシートが出ないものも、記入忘れがないよう気をつけましょう。
食費や日用品は、支出額の記入のみでOKとします。
Step5:累計を計算
締め日に累計金額を計算し、記入します。
ガソリン代は、レシートを保管。締め日に集計します。
また、医療費もガソリンと同じ要領で記入しましょう。
Step6:集計
合計金額を計算し、収入と支出の差額も記入します。
書いた後は必ず振り返ります。無駄遣いがなかったか、節約できそうなところはないか作戦を練りましょう。
Step7:収支を記入
収支を記入すれば、貯蓄残高も把握できます。
貯蓄残高の記入ページも用意しましょう。
家計簿の収支を、毎月記入していきます。
ずぼらさんにも続く家計簿はある!
家計簿で挫折する人は、とても多いです。
続けるには、挫折原因を知ること。それを避けることが大切です。
家計簿は必要な情報に限定して記入すること。
自分に合った最小限の項目を設定することで、分類しやすくなります。また、分類を決めておけば、迷いません。
出来るだけ簡単に。家計簿を活用すれば、家計をコントロールしやすくなります。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪
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