たけのこはアク抜きをしないと、苦味やえぐみがあります。
中にはしなくていいものもありますが、基本的に必要です。
この記事ではたけのこのアク抜きについて、以下を解説しています。
・たけのこはアク抜きしないとどうなる?
・アク抜きしないで使えるたけのこ
・たけのこのアク抜き・保存方法
これを読めばどうなるかがわかるだけでなく、アク抜きの必要性や方法までわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
たけのこはアク抜きをしないとどうなる?
たけのこは、基本的にアク抜きが必要です。
しないと苦味やえぐみがあり、口に残ります。
原因は、たけのこのに含まれるシュウ酸とチロシン。
シュウ酸は唾液中のカルシウムと結合し、シュウ酸カルシウムに。またチロシンというアミノ酸が多く、酵素によりホモゲンチジン酸に変化。
ともに針状結晶で、口の中の粘膜に刺激を与えます。
どちらも体に害はありません。
アクは採ってから時間が経つほど増えます。採れたてに限り、アク抜きしないで使うことも可能です。
アク抜きしないで使えるたけのこ
一般的なたけのこは、収穫当日の新鮮なものに限りアク抜き不要です。
新鮮かどうか、見た目でも確認すると安心です。
アク抜きしないで使えるたけのこの見分け方
- 穂先が黄色で閉じてる
- 切り口の色が白い
- 根本の粒々が白または薄いピンク
穂先が黄色で閉じているものは新鮮です。陽が当たりすぎたり育ちすぎたものは、緑色でえぐみが強くなります。
また、切り口は時間が経つと変色。白いものは新鮮です。
根本の粒々の色でも判断でき、白または薄いピンクのものは新鮮。赤や赤茶色になっていれば、アク抜きが必要です。
アク抜きなしで食べる方法
アク抜きしないで食べれるたけのこは、そのままお料理に使えます。
お味噌汁や煮物・揚げ物など。皮を剥き、必要な大きさに切って使いましょう。
また、下茹ですれば保存も可能です。
たけのこのアク抜き・保存方法
Step1.下ごしらえ
Step2.鍋に材料を入れる
Step3.茹でる
Step4.冷ます
Step5.皮を剥いて切る
アク抜きというと、面倒そうなイメージです。あまり身近ではない米ぬかが必要なのも、煩わしいところ。
ですがそこまで難しくはありませんし、米ぬかなしでできる方法もあります。
やり方を解説します。
Step1.下ごしらえ
下ごしらえをします。
- たけのこを洗い土を流す
- 皮を2~3枚剥く
- 穂先を斜めに切り落とす
- 縦に切り込みを入れる
たけのこを洗い、土を流しましょう。
外側の皮を、2~3枚剥きます。
全部剥かないのは、うま味を逃さないため。またじっくり火を通せるため、しっかりアクを取り除けます。
火が通りやすいよう、穂先を切り落とし切り込みを入れます。
実のギリギリまで落とし、高さが一番低い所と高い所2ヶ所に縦に切り込みを入れます。
たけのこの形をイメージし、繊維に沿って上から1/3ほどの長さまで切り込みを入れます。
Step2.鍋に材料を入れる
下ごしらえしたたけのこを、すっぽり入る大きさの鍋に入れます。
そこに、アク抜きに使うための材料を入れましょう。
必要なものは、以下のいずれか。
- 米ぬか・赤唐辛子(なくても可)
- 米(無洗米はNG)
- 米のとぎ汁
- アルカリイオン水
米ぬかまたはお米を使う場合
たけのこが隠れるくらいの水を入れます。
そこに、「米ぬかひとつかみと赤唐辛子1本」または「お米ひとつかみ」のいずれかを入れましょう。
赤唐辛子を入れると、渋みを感じにくくできます。必ずしも入れる必要はありません。
また、お米を使う場合。無洗米は米ぬかがついていないため、使えません。
米のとぎ汁またはアルカリイオン水を使う場合
たけのこが隠れるくらいの「とぎ汁」または、「アルカリイオン水」を鍋に注ぎます。
Step3.茹でる
必要なものを入れたら、強火にかけます。
沸騰したら弱火にし、落とし蓋をしましょう。
たけのこが浮くのを防ぐためです。
吹きこぼれないように注意しながら、1時間ほど茹でます。都度、白い泡のようなアクを取り除いてください。
根本の硬い部分にクシを刺し、スッと通ったら火を止めます。
Step4.冷ます
火を止めたら、鍋に入れたまま冷まします。
茹で汁の中に入れておくことで、さらにアクが抜けるからです。
またしっかり冷ますことで、茹で汁に出たうま味をたけのこに戻す目的もあります。
Step5.皮を剥いて切る
- 水洗い
- 皮を剥がす
- 根本と穂先を切り分ける
たけのこが完全に冷めたら、水洗いします。
根本と穂先部分をそれぞれ握り、逆方向にひねって皮を剥がしましょう。
根本部分と穂先を切り分けます。
根本部分は硬いので、輪切りにすれば食べやすいです。根本以外の部分は、縦に切りましょう。
大きな鍋がない場合
2~3等分に切って茹でます。
茹で時間は30~40分。
切らずに茹でる方がおいしいですが、無理な場合にはこの方法で時短にもなります。
アク抜きしたたけのこの保存方法
たけのこを一度に使いきれなかったり、すぐに使わない場合。
保存容器にたけのこがしっかり浸かるくらいの水を入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
毎日水を取り替えれば、1週間ほど保存が可能です。
アク抜きしないでいいのは採れたてだけ!
アク抜きしないで食べれるのは、採れたてのものだけです。
収穫当日のものに限りますが、見た目でも確認できます。
アク抜きの必要性を知ることで、めんどくささの度合いも変わります。
また、米ぬか以外にもアク抜きできるものはあります。
思っているより難しくないのではないでしょうか?
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪