ホットケーキの中身が生焼けだった場合。そのまま食べるのは、危険です。
この記事では生焼けのホットケーキをどうしようか悩んでいる方へ向け、以下を解説しています。
・生焼けのホットケーキは危険!その理由
・生焼けのホットケーキに火を通す方法2つ
・切らずに生焼けを確認する方法2つ
・生焼け回避!上手く焼くポイント6つ
これを読めば生焼けのホットケーキが危険な理由だけでなく、焦がさずに火を通す方法までわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
生焼けのホットケーキは危険!その理由
生焼けのホットケーキ。そのまま食べるのは、危険です。
お腹を壊したり、食中毒になる可能性があります。
消火器が未熟な乳幼児や子供。体調のすぐれない方や高齢者は、特に注意が必要です。
どちらも小麦粉が原因。その理由を、それぞれ解説します。
- 腹痛や下痢の危険性
- 食中毒の危険性
腹痛や下痢の危険性
生焼けのホットケーキは、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
生の小麦粉は、でんぷんの構造が規則的。水分が入り込めず、消化しにくいからです。
しっかり加熱するとバラバラになり(糊化し)、消化しやすくなります。
食中毒の危険性
生の小麦粉を食べると、食中毒になる可能性があり危険です。
小麦は畑で栽培される農作物。雑菌が付着しています。
小麦粉は殺菌処理が行わていません。
内閣府の食品安全委員会より、注意喚起がありました。
小麦粉の原料である小麦には、畑で栽培される他の農作物と同様に、様々な微生物が存在していますが、一般には、小麦から小麦粉にする過程(製粉)で殺菌のための特別な加熱処理は行われていません。ホットケーキミックスなどのミックス粉についても製粉やブレンドの過程で加熱処理をしていません。
このため、小麦粉やミックス粉などを使って家庭で調理されるときは、十分に加熱して召し上がって下さい。
生焼けのホットケーキに火を通す方法2つ
生焼けのホットケーキは再加熱し、中まで火を通しましょう。
焦がさずに火を通す方法を、2つ紹介します。
- レンジで温める
- もう一度弱火で焼く
1.レンジで温める
レンジで温めるのが、簡単でおすすめです。
ラップをふんわりかけ、加熱します。目安は、600Wで20秒です。
それでも生焼けなら、10秒づつ加熱を繰り返します。固くなるため、温めは最小限にしましょう。
ラップをかけるのは、中まで火を通しやすくするため。水分の蒸発を防ぎ、パサパサになるのを防ぐ目的もあります。
2.もう一度弱火で焼く
もう一度弱火で加熱するのも、一つの方法です。
中まで火を通すため、必ずフタをしましょう。レンジでのラップと同様、水分の蒸発も防ぎます。
アルミホイルやクッキングペーパーを敷けば、焦げ防止に効果的です。
切らずに生焼けを確認する方法2つ
切る以外にも、生焼けかどうかを確認できます。
方法は、2つ。
- 竹串や爪楊枝で刺してみる
- フライ返しを生地に押し付ける
1.竹串や爪楊枝で刺してみる
竹串や爪楊枝で、ホットケーキの中心を刺してみます。
引き上げた時、液体状の生地がくっついていたら生焼けです。
2.フライ返しを生地に押しつける
爪楊枝や竹串がない場合には、フライ返しを押しつけて確認する方法も。
ホットケーキに、面の部分をぎゅっと押しつけます。
端の部分から液体状の生地が流れ出たら、生焼けです。
生焼け回避!上手く焼くポイント6つ
ポイントを押さえれば、生焼けを回避することができます。
上手く焼くポイントは、6つ。
- 分量を守る
- 混ぜる順番を守る
- 予熱と火加減
- 流し入れ方と生地の量
- 焼き時間と返し方
- フタをする
順番に解説します。
1.分量を守る
レシピの分量を守りましょう。
水分量が多いと、火が通りにくくなります。
2.混ぜる順番を守る
材料を混ぜる順番を守りましょう。
※ホットケーキミックスは、まだ加えません
後でホットケーキミックスを入れるのは、混ぜすぎを防ぐためです。
混ぜすぎると膨らまず、火が通りにくくなります。
ホットケーキミックスを入れたら、20回ほど大きくさっくり混ぜましょう。
ダマが残る程度で構いません。
3.予熱と火加減
フライパンに油をひき、キッチンペーパーなどで全体に馴染ませます。
中火で予熱。
温まったフライパンを濡れ布巾の上に置き、冷まします。(「ジューッ」という音がなくなるまで)
濡れ布巾に当てるとフライパンの温度が一定になり、焼きムラを防げます。
※布巾はキッチンペーパーでも代用可能
再びコンロに乗せ、焼く時は弱火です。
2回目以降も同様に予熱しましょう。
4.流し入れ方と生地の量
これも焼きムラを防止するためです。
高い位置から落とすことで、綺麗な円形になります。
流し入れる量もポイント。決して多くなりすぎないようにしましょう。生地が厚すぎると、中まで火が通りません。
5.焼き時間と返し方
生地を流し入れたら、3分〜3分半ほど焼きます。
プツプツと泡が出てきたら、水平になるようにひっくり返します。
少し高めの位置から一気に裏返すのがコツです。
これで、型崩れと焼きムラを防ぎます。
裏側も同じく、3分〜3分半ほど焼きましょう。
6.フタをする
ひっくり返した後は、フタをしましょう。
内部の温度が上がり、しっかり中まで加熱できます。
生焼けは再加熱でおいしく食べよう!
ホットケーキが生焼けだった場合。そのまま食べるのは、危険です。
腹痛や下痢、食中毒になる可能性があります。
小麦粉は生では食べれません。よく火を通して食べましょう。
レンジで加熱すれば、簡単に火を通せます。
ポイントを押さえれば、生焼けにならず上手に焼くことができますよ。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪