温かい味噌汁などのスープや、カレーなど。料理に合わせた温度で持ち運べるスープジャー。
便利ですが、入れてはいけないものがあります。
この記事ではスープジャーを安全に使用するために、以下を解説しています。
・スープジャーに入れてはいけないもの
・スープジャーの正しい入れ方3Step
・スープジャーの使用上で気をつけること
これを読めば入れてはいけないものだけでなく、正しいスープジャーの使い方までわかります。
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
スープジャーに入れてはいけないもの
味噌汁など。スープも入れられるスープジャー。
ステンレス製ですが、塩分による腐食を抑えられる加工になっています。
スープジャーに入れてはいけないものは、大きく分けて2種類。
- ドライアイス・炭酸飲料
- 生もの
それぞれ解説します。
①ドライアイス・炭酸飲料
ドライアイスや炭酸飲料を入れてはいけません。
ドライアイスや炭酸飲料は、ガスが発生します。スープジャーの内圧が上がるため、危険です。
フタが開かなくなったり、中のモノが吹き出る可能性があります。
周りが汚れるだけだなく、スープジャーが破損したり怪我をする危険性も。
②肉・魚介類・卵・乳製品などの生もの
肉や魚介類・生卵・乳製品などの生ものは入れられません。加熱したものなら入れれます。
生ものの保存は10℃以下。スープジャーは冷却できないため、それを保てません。
腐敗によりガスが発生し、破裂や破損の危険もあります。
また、スープジャーには正しい入れ方があります。
スープジャーの正しい入れ方3Step
スープジャーは入れ方によっても、保温効果に差が出ます。
正しい入れ方を、3Stepで解説します。
Step1.余熱(予冷)する
Step2.適量入れる
Step3.しっかりフタをする
Step1.予熱(予冷)する
保温効果を高めるためには、予熱(予冷)が大切です。
スープジャーに熱湯または冷水や氷水を入れ、1~2分予熱(予冷)します。
あらかじめ冷蔵庫で冷やす方法も。全体が冷えるよう、フタを外した状態で入れましょう。
予熱(予冷)後は、速やかに熱い(冷たい)飲食物を入れます。
Step2.適量入れる
保温効果を高めるには、適量入れることも大切です。
少なければ保温効果が下がり、入れすぎると溢れます。
Step3.しっかりフタをする
中身を入れたら、速やかにしっかりとフタをしましょう。
密閉することで、保温効果が高められます。
果肉や茶葉などにも気をつけましょう。フタと本体の間やパッキンに挟まると、中身が漏れる危険性があります。
スープジャーの使用上で気をつけること
入れ方以外にも、使用上で注意すべきことがあります。
- 保管方法に気をつける
- 6時間以内に食べ切る
- 一気に食べ切る
- 本体に塩素系漂白剤は使わない
①保管方法に気をつける
保管方法にも気をつけましょう。
保冷バッグに入れたりタオルなどに包むと、保温効果が高まります。
冷たいものは、できるだけ暑い場所を避けましょう。保冷剤を使うと、より効果的です。
②6時間以内に食べ切る
スープジャーの取扱説明書では、6時間以内になるべく早く食べ切ることが推奨されています。
細菌が増えやすいのが、20~40℃くらい。傷みやすい温度帯を避けられるのが、6時間までだからです。
保温・保冷効力(容量400ml程度のもので比較)は、以下です。
容量 | 保温 | 保冷 | |
サーモス | 400ml | 60℃以上 | 11℃以下 |
象印 | 450ml | 64℃以上 | 10℃以下 |
タイガー | 400ml | 59℃以上 | 10℃以下 |
アイリス | 400ml | 57℃以上 | 9℃以下 |
※室温20℃±2℃で規定量の95℃±1℃の熱湯(4℃±1℃の冷水)を入れ、6時間放置した場合
6時間以上経ったものは、食べるのをあきらめましょう。
③一度に食べる
一度に食べ切るようにします。
口をつけると、細菌が増殖。6時間以内でも傷む可能性があるからです。
食べ終わったら、軽く水ですすぐのが理想。食べ残りもできるだけ早く捨てましょう。
長時間閉め切った状態は危険です。そうならないよう、気をつけましょう。
東京都のウェブサイトで、実際にあった事例やテストした結果が紹介されています。
フードジャーの中のパスタを2日間放置後開閉不可能に。お湯で周りを温めたところ、爆発した。
スープボトルで、閉めてあった蓋が勝手に飛んで顔に当たった。
引用元:東京都ウェブサイト
④本体に塩素系漂白剤は使わない
本体には塩素系漂白剤は使えません。
保温・保冷効果の低下や、錆が発生する原因になります。
酸素系漂白剤を使用しましょう。
スープジャーは扱い方にも気をつけよう
スープジャーには、入れてはいけないものが大きく分けて2つ。
ドライアイスや炭酸飲料、腐りやすい生ものは入れられません。
正しい方法で使用してこそ、6時間の保温が可能です。
長時間の放置は危険ですので、気をつけましょう。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪