黒糖には、いくつかのメリットがあります。また、使い方次第ではデメリットにも。
素材の味を楽しむにはそのまま食べるのがおすすめですが、少量に限ります。
この記事では黒糖のおいしさをより楽しむために、以下を解説しています。
・栄養いっぱい!黒糖のメリット6つ
・気をつけて!黒糖のデメリット3つ
・黒糖をそのまま食べる以外の使い方2つ
これを読めば、デメリットを避け黒糖を上手においしく取り入れられます!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
栄養いっぱい!黒糖のメリット6つ
- むくみ解消や血圧を下げる
- 丈夫な骨を作り骨粗鬆症予防に
- 腸内環境を整えて便秘解消
- 疲労回復に生活習慣病予防まで
- 女性に嬉しい美肌効果
- ダイエット効果の促進
黒糖は、サトウキビの搾り汁を煮沸し濃縮したもの。
ミネラルや糖分・ビタミンが含まれており、さまざまなメリットがあります。
1.むくみ解消や血圧を下げる
黒糖はカリウムが豊富です。その含有量は、100gあたり1,100mg。
体内の余分なナトリウムを排出してくれるため、むくみ予防や血圧を下げる効果があります。
ただし、腎機能が低下してる方は注意が必要です。カリウム摂取量を制限されることがあります。
2.丈夫な骨を作り骨粗鬆症予防に
黒糖は、カルシウムやマグネシウム・リン・亜鉛などのミネラルが豊富です。
丈夫な骨を作ったり、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
100gあたり240mgものカルシウムが入っています。
また、亜鉛は美肌や美髪効果にも効果があります。
3.腸内環境を整えて便秘解消
黒糖には、天然のオリゴ糖・ラフィノースが含まれています。
腸内で善玉菌を増殖させる働きがあり、便秘改善が期待できます。
便秘が改善されることで、肌トラブルも解消されるかもしれません。
また、肝機能や免疫を高める効果もあります。
4.疲労回復に生活習慣病予防まで
黒糖の主成分は、ブドウ糖です。疲労回復や集中力アップなどに効果があります。
ビタミンBやオフタコサノールも含まれており、体内への吸収もいいのでより効果的です。
それだけではありません。オフタコサノールには、悪玉コレステロールを低下させる効果もあります。
高血圧や肥満・動脈硬化など、生活習慣病予防にもなります。
5.女性に嬉しい美肌効果
黒糖に含まれるコクトオリゴ糖には、肌の保湿効果があります。
肌の乾燥やアレルギー症状を和らげる作用があり、シワや痒みを防ぎます。
メラニンの生成を抑え、シミを防いだり美肌効果も。
6.ダイエット効果の促進
黒糖にはフェニルグルコシドが入っており、糖の吸収を抑える働きがあります。
余分な糖分を腸から排出。血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
体脂肪の増加しやすさを抑えることができます。
メリットはたくさんありますが、いくらでも食べていいわけではありません。
黒糖のデメリットも解説します。
気をつけて!黒糖のデメリット3つ
- 食べすぎるとダイエットに逆効果
- 1歳未満は注意が必要
- 手作り料理やお菓子で失敗も
黒糖は食べ方や使い方次第で、デメリットにもなります。
上手に取り入れることが大切です。
1.食べすぎるとダイエットに逆効果
ダイエットに効果的と言われる黒糖。ですが、カロリー制限には向きません。
100gあたりのカロリーは白砂糖が384kcal。対し、354kcalと黒糖の方が低め。
白砂糖に比べれば低めですが、色々な食品の中では高カロリーです。
あくまで、白砂糖を黒糖に置き換えれば効果的ということ。
黒糖の1日の摂取量目安は、約40gです。
2.1歳未満は注意が必要
1歳未満の子供には与えないようにしましょう。
ハチミツ同様、黒糖にはボツリヌス菌が混入していることがあります。
乳児は消化器官が未熟で、腸内環境も整っていません。腸内で増殖し、食中毒を起こすことがあります。
実際のリスクは低いですが、避けることをおすすめします。
3.手作り料理やお菓子で失敗も
黒糖にはコクや香ばしさなど、特徴的な味があります。また、色が黒いです。
素材そのものの風味や色をいかしたい場合には、向きません。
そのまま食べる以外の使い方を解説します。
黒糖をそのまま食べる以外の使い方2つ
黒糖はそのまま食べることも可能です。
そのまま食べられなかったり、消費に困った場合。細かくしたり黒蜜にすれば、色々なものに使いやすくなります。
固い黒糖を簡単に細かくする方法
黒糖は固いですが、簡単に細かくできる方法があります。
- 深めの耐熱皿に黒糖を入れる(お椀の形が使いやすいです)
- 電子レンジで黒糖を少し温める(温めすぎると溶けるので、数十秒単位で様子をみながらやります)
- 簡単に崩せるようになったら、フォークやへら・すりこぎなどで潰す
黒糖は色々なものに合います。細かくすれば、料理やお菓子作りにお砂糖の代用としても使えます。
煮物やクッキー・ホットケーキ生地などに入れるのがおすすめ。
また、ヨーグルトにかけて食べてもおいしいです。
簡単!黒蜜の作り方
黒糖と水だけで、簡単に黒蜜が作れます。
- 黒糖100g・水100mlを鍋に入れ、木べらで混ぜながら中火にかける
- 黒糖が溶けたら弱火にし、アクを取り除きながらとろみがつくまで煮詰める(20分ほど)
- 火から下ろし、粗熱をとってから容器に移す
黒蜜はホットケーキなどにかけてもおいしいです。黒糖ラテにしたり、アイスにかけて食べるのもおすすめ。
黒糖ラテは、牛乳150ccに黒蜜20ccを合わせるだけ。バニラアイスに、黒蜜ときな粉をのせて食べても♪
美味しく食べて健康も手に入れる
独特の風味やコクがおいしい黒糖。ブロック状のものをそのまま食べてもいいですが、多くは消費できません。
細かくしたり黒蜜にすることで、使いやすくなります。
体にも良くておいしいから、簡単に消費できちゃうよ。
黒糖には栄養が多くメリットがたくさんありますが、デメリットに注意しながら取り入れることが大切です。
ぜひ、おいしく食べて健康も手に入れてくださいね♪