味の素は何にでも使え、とても便利です。
思いがけず切らしても、家に代用できるものはたくさんあります。
この記事では、味の素が無くて困ってる方に向け、以下を解説しています。
・代用のために知りたい!味の素とは何か
・味の素の代用におすすめのダシ3種類+α
・味の素の代用におすすめの調味料4つ
・うま味の多い食材なら代用いらず
これを読めば、味の素が無くても料理を美味しく作れます!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
代用のために知りたい!味の素とは何か
味の素がなんなのかを知れば、代用するものの使い方をイメージしやすくなります。
よく知られている通り、味の素はうま味調味料です。入れるだけで、簡単にコクや深みを出すことができます。
うま味はグルタミン酸の味
うま味とは、基本5味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)のなかのひとつ。「グルタミン酸」(アミノ酸の一種)の味です。
味の素のグルタミン酸は、天然のさとうきびから作られています。
糖蜜を発酵させ、その糖分をグルタミン酸に作り替えて粉末状にしたもの。
イノシン酸やグアニル酸(しいたけやかつお節等に含まれるうま味成分で核酸の一種)を合わせ、さらにうま味を強めています。
うま味調味料は味の素だけじゃない
いの一番・フレーブ
「いの一番」は三菱商事ライフサイエンスの、「フレーブ」はヤマサの商品。
メーカーが違うだけで役割は一緒。味の素と同じように使えます。
ハイミー
「ハイミー」は「味の素」とメーカーも一緒。違いがわかりにくいかもしれません。
違いはうま味の配合比率。味の素の3倍強なので、少量でうま味が出ます。
ただし用途が限られ、汁物や煮物・お味噌を使った料理・酢の物などに使えます。
うま味成分が入ってるものはたくさんある
うま味成分のグルタミン酸やイノシン酸・グアニル酸が多く入った食材を使えば、味の素の代用になります。
味の素の代用に使えるダシや調味料を。また、うま味成分を多く含んだ食材を紹介します。
味の素の代用になるダシ3種類+α
- 和食メニューなら和風だし
- 中華系メニューなら鶏がらスープの素
- 洋食やイタリア料理ならコンソメ
味の素の代用に最適なのが、さまざまなダシ。
役割は味の素と同じ、うま味を加えるためのもの。
味の素は無味なのに対し、ダシはそれぞれの風味を感じられるよう調整されています。
1.和食メニューなら和風だし
和食メニューなら、和風だしは何にでも合います。
和風だしといっても、種類やメーカーは把握できないくらいにあります。
ほんだしやだしの素・白だし以外にも、昆布だしやあごだし・いりこだしなど。
食塩やお砂糖が入ってるものも多いです。その場合には、調味料の量の調整が必要です。
使う前に必ず原材料を確認しましょう。
2.中華系メニューなら鶏がらスープの素
中華系のメニューなら、鶏がらスープの素がおすすめ。
鶏肉のグルタミン酸含有量は多くないものの、相乗効果の高いイノシン酸が多く含まれています。
うま味やコクが出せ、これだけで充分に美味しくなります。
鶏がらスープの素には塩分も多く含まれてます。量に注意しましょう。
3.洋食やイタリア料理ならコンソメ
洋風やイタリアンメニューに使うなら、コンソメがおすすめです。
醤油やチキンエキスが使われてます。
お肉と香味野菜のうま味が凝縮されたもの。これだけでコクが出て美味しくなります。
濃いめの味でしょっぱいので、入れすぎには気をつけましょう。
+α.昆布茶
昆布には、たくさんのグルタミン酸が含まれています。ですので、昆布を粉末にした昆布茶も効果的です。
塩やお砂糖が入ってるものもあるので、確認して使いましょう。
昆布茶のパッケージには、料理にも使えると書かれています。
味の素の代用になる調味料4つ
- 醤油
- みそ
- めんつゆ
- オイスターソース
調味料にもうま味がたくさん含まれています。
代用におすすめのものを4つ紹介します。
1.醤油
醤油も味の素の代用に使えます。
醤油は、大豆と小麦が原料の発酵調味料。発酵過程で微生物の働きによりタンパク質が分解され、グルタミン酸が増えます。
醤油には特に多く含まれており、コクやまろやかさを出すことができます。
2.みそ
味噌も発酵食品なので、グルタミン酸が多く含まれてます。
醤油ほど多くないものの、うま味とコクを出すことができます。
しょっぱいので、入れすぎには気をつけましょう。
3.めんつゆ
味の素の代用には、めんつゆもおすすめです。
めんつゆにはたくさんの調味料が含まれてます。醤油や砂糖が入っているので、量を加減しながら使いましょう。
グルタミン酸を多く含む、昆布などが入ってるものもあります。また、かつおが使われているものも多いです。
かつおにもグルタミン酸が入ってますが、比較的少なめ。うま味の相乗効果が発揮されるイノシン酸も含まれており、コクを出すことができます。
かつおや昆布など、どの出汁をメインにしてるかで味の主張が違います。
昆布だしの方が味の影響を受けにくく、使いやすいかもしれません。
4.オイスターソース
オイスターソースもおすすめです。
こちらも発酵食品で、牡蠣のうま味が凝縮されてます。
焼きそばなどに入れると、うま味が増しますよ!
うま味の多い食材なら代用いらず
作るメニューにグルタミン酸を多く含む食材が入っていれば、それだけでうま味やコクが出ます。
グルタミン酸にイノシン酸やグアニル酸を組み合わせれば、うま味が増します。
特にイノシン酸との組み合わせは、多いもので7~8倍もうま味が強くなります。
グルタミン酸とイノシン酸を含む食材
かつお節・煮干し・はまち・いわし・まぐろ・鯛・あじ・かつお・さわら・さば・たら・豚肉・鶏肉・牛肉 など
イノシン酸は魚や肉類に多く含まれます。特に多いのは、かつお節や煮干しです。
グルタミン酸とグアニル酸を含む食材
きのこ類・干した海苔・ドライトマト など
グアニル酸はきのこ類に多く含まれますが、調理過程で増加します。特に干し椎茸にはうま味が多いです。
また、干した海苔やドライトマトにも含まれています。
グルタミン酸を多く含む食材
昆布・トマト・干し椎茸・チーズ・白菜・じゃがいも・人参・玉ねぎ など
グルタミン酸は昆布やチーズに多く含まれています。また、調味料や野菜・魚介類などたくさんのものに含まれています。
味の素を切らしても代用品はたくさんある!
味の素を切らしても、代用できるものはたくさんあります。
うま味調味料ですが、ダシや調味料・たくさんの食材にうま味が含まれています。
素材のうま味を感じてみるのも、いいのではないでしょうか?
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪