洗濯機の乾燥機能は必要かどうかは、人によります。買って後悔する人も多いため、注意が必要です。
この記事では乾燥機付きの洗濯機を購入検討中の方へ向け、以下を解説しています。
・洗濯機の乾燥機能が必要な人
・洗濯機の乾燥機能|注意が必要なケース
・ドラム式洗濯機をやめた方がいい人
・他にもある!乾燥方法3つ
これ読めば洗濯機の乾燥機能の必要性だけでなく、最適な乾燥方法までわかります。
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
洗濯機の乾燥機能が必要な人
洗濯機の乾燥機能は便利ですが、必要かどうかは人によります。
必要な人は、以下です。
- とにかく手間を減らしたい
- 干す場所が足りてない
とにかく家事の手間を減らしたい。または、干す場所が足りてない場合は必要かもしれません。
洗濯機の乾燥機能にはデメリットがあります。許容できないと、後悔することに。
購入に注意が必要なケースを紹介します。
洗濯機の乾燥機能|注意が必要なケース
洗濯機の乾燥機能は、必ずしも満足できるわけではありません。
購入に注意が必要なケースは、8つ。
- コインランドリーの仕上がりを求める
- 柔軟剤の香りが大事
- シワを許容できない
- 毎日のフィルター掃除ができなそう
- 1回の洗濯量が7kg以上
- 節水したい
- 乾燥できないものの分類が面倒
- 電気代が気になる
1つずつ解説します。
1.コインランドリーの仕上がりを求める
コインランドリーの仕上がりを期待する場合。ガッカリする可能性が高いです。
縦型洗濯乾燥機やドラム式洗濯機は、コインランドリーの乾燥機能に劣るからです。
パワーが違うため、仕上がりも所要時間も異なります。
2.柔軟剤の香りが大事
洗濯物の柔軟剤の匂いに癒されてる場合。後悔する可能性が高いです。
洗濯乾燥機での乾燥は、柔軟剤の香りが残りません。
柔軟剤を使わない人や、香りが苦手な方にはいいかもしれません。
乾燥方式は大きく分けて2種類。ヒーター式とヒートポンプ式があります。
ヒーター式は水や空気で水分を飛ばすため、香りも無くなります。
また、ヒートポンプ式も同様。さらに低温で乾かすため、嫌なニオイが出やすいです。
抗菌ビーズなら匂いを残すことは可能です。
3.シワを許容できない
シワを許容できいない場合。ストレスになる可能性があります。
素材により、シワのつきにくさは違います。
シワを避けるには、洗濯物の量を減らす。または、乾燥時間を短くして干す必要があるからです。
乾燥させた時の状態の画像が、メーカーの公式サイトで紹介されています。
4.フィルター掃除ができない
乾燥機能を使うたびに、乾燥フィルターの掃除が必要です。
週に一度、糸くずフィルターのお手入れもしなければなりません。
干す時間に比べれば、短時間でできます。
サボると乾燥時間が長くなったり、嫌なニオイの発生原因になります。また、故障の原因にも。
ドラム式は修理代金も高額なため、注意が必要です。
5.1回の洗濯量が7kg以上
洗濯と乾燥容量は異なります。
乾燥容量は洗濯容量の約半分。乾燥容量の最大は、日立のドラム式7kg(縦型は6kgが最大)です。
1回の洗濯が7kgを超える場合。乾燥は複数回、回すことになります。もしくは、干すものと乾燥機で乾かすものに分ける方法も。
一度回せば完結できると思ってる場合。後悔する可能性があります。
6.節水したい
ドラム式は、節水できるイメージです。縦型の節水能力の進化にも期待するかもしれません。
ヒーター式には水冷・空冷・排気タイプがあります。
水冷タイプは乾燥にも水を使用、あまり節水になりません。それ以外も、効果が少ないものも。
「縦型洗濯機の洗濯」「ドラム式洗濯機の洗濯〜乾燥」の水量を比較します。
■パナソニック
使用水量 | |
縦型洗濯機:NA-FA10K1 10kg | 110L |
ドラム式:NA-VG2600 ヒーター排気タイプ 洗濯10kg/乾燥5kg | 65L(乾燥容量5kgで洗濯〜乾燥) 65L×2回=130L(10kgを洗濯〜乾燥した場合) |
■日立
使用水量 | |
縦型洗濯機:BW-V70G 7kg | 86L |
ドラム式:BD-NX120GL ヒーター水冷タイプ(一部コースは空冷) 洗濯12kg/乾燥7kg | 84L (快速洗乾コースは54L) |
検討時は、使ってるものとの水量を比較しましょう。
節水効果が高いほど、綺麗に洗うのが難しくなることも忘れてはなりません。
今まで以上のストレスを抱える可能性もあります。
7.乾燥できないものの分類が必要
乾燥できないものもあります。
失敗を防ぐには、乾燥できないものを把握。干すものと分類しなければなりません。
乾燥できないものをまとめて洗濯ネットに入れ、洗濯します。この方法なら、乾燥前に簡単に取り出せます。
ラクにはなりますが、必ずしも干す必要がなくなるわけではありません。
8.電気代が気になる
電気代が気になる場合。購入しても使わなくなる可能性があります。
縦型洗濯乾燥機・ドラム式洗濯機それぞれの電気代の目安は、以下です。(パナソニックで比較)
縦型洗濯乾燥機 | ドラム式 | ||
型番 | NA-FW10K1 | ヒートポンプ式 NA-LX113A | ヒーター式 NA-VG2600 |
容量 | 洗濯10kg/乾燥5kg | 洗濯12kg/乾燥6kg | 洗濯10kg/乾燥5kg |
消費電力量(標準コース) | 2290Wh | 960Wh | 1980Wh |
洗濯1回あたりの電気代 | 62円 | 26円 | 54円 |
※目安単価:電力料金27円/kWh(税込)
ここで紹介したもの以外にも、ドラム式洗濯機をやめた方がいい場合があります。
ドラム式洗濯機をやめた方がいい人
ドラム式洗濯機は、縦型に比べ乾燥機能が優れています。
一方デメリットもあり、必ずしもおすすめできるわけではありません。
やめた方がいいのは、以下の場合です。
- 泥汚れが多い
- すっきり洗いたい
1.泥汚れが多い
泥汚れが多い場合。ドラム式洗濯機はおすすめしません。
使用水量が少ないため、汚れを落としきれません。黒ずみの原因にもなります。
2.すっきり洗いたい
すっきり洗いたい場合にも、ドラム式はおすすめしません。
目に見えない汚れが残ることも多いからです。色移りもしやすいです。
汚れはニオイの原因にもなります。
縦型洗濯機で臭うことがある場合。確実に頻度は増え、ストレスの原因になります。
他にもある乾燥方法3つ
洗濯機の乾燥機以外にも、乾かす方法はあります。
おすすめの方法は、3つ。
- 縦型洗濯機+ガス式乾燥機
- 縦型洗濯機+電気式乾燥機
- 部屋干し+除湿+風
1.縦型洗濯機+ガス式乾燥機
□ リンナイ幹太くん:乾燥1回のガス代
・5kg:63円
・8kg:102円
※ガス料金LPG:5.1円/MJ(石油情報センター平成27年度月次データ平均価格(50m3)データの単純平均より)
干さずに乾燥する場合。一番のおすすめは、ガス式乾燥機です。
電気式とはパワーが違います。仕上がりがよく、短時間で乾きます。
洗濯機と乾燥機が別なので、並行して使うことも可能。複数回の洗濯もしやすいです。
ガス式なら、8kgサイズもあります。
ただし壁の穴あけが必要なため、設置できる環境が限られること。設置費用も高額です。
■3kgタイプ
全国対応 工事費込み ガス衣類乾燥機 3kg 乾太くん リンナイ 都市ガス(12A/13A) プロパンガス RDT-31S |
■5kgタイプ
全国対応 工事費込み ガス衣類乾燥機 5kg 乾太くん リンナイ 都市ガス(12A/13A) プロパンガス RDT-54S-SV |
5kgタイプのみ、さらに機能が充実した機種もあります。
####▽リンナイ【RDT-52SA】ガス衣類乾燥機 はやい乾太くん デラックスタイプ 左開き 乾燥容量5.0kg ガスコード接続タイプ (旧品番 RDT-52S) |
■8kgタイプ
【最大42倍スーパーセール】【納期遅延】リンナイ ガス衣類乾燥機 RDT-80 はやい乾太くん ガスコード接続タイプ 乾燥容量8.0kg [■♪∀] |
2.縦型洗濯機+電気式乾燥機
□乾燥1時間あたりの電気代【日立:DE-N60WV】
・強モード(1180W):32円
・弱モード(710W):20円
※目安単価:電力料金27円/kWh(税込)
縦型洗濯機+電気式乾燥機の組み合わせもあります。
ガス式の設置ができない場合に、検討してもいいかもしれません。縦型洗濯乾燥機やドラム式より、仕上がりがいいからです。
洗濯機と乾燥機は同じメーカーを選ぶと、すっきり設置できます。
3.部屋干し+除湿+風
□除湿機1回あたりの電気代
・コンプレッサー式:14円
【シャープ CV-L71】
・ゼオライト(デシカント)式:19.1円
【パナソニック F-YZU60 おまかせコース】
・ハイブリッド方式:10.4円
【パナソニック F-YHVX200 標準コース】
※目安単価:電力料金27円/kWh(税込)
最後におすすめするのが、部屋干し+除湿+風で乾かす方法。
除湿機で除湿、扇風機やサーキュレーターで風邪を当てます。
手間は減らせませんが、乾きやすくできます。短時間で乾かせられれば、臭いません。
「乾燥機付きの洗濯機で失敗」ということも防げます。
部屋干しは、冬の乾燥対策に。また、除湿機は部屋のカビ対策にもなります。
乾燥機能を知り、必要か見極めよう!
洗濯機の乾燥機能が必要かどうかは、人によります。
特徴を知れば、失敗を防げるかもしれません。
縦型洗濯乾燥機やドラム式洗濯機は、必ずしも快適に使えるとは限りません。
持っていながら、乾燥機能を使ってない人も多いです。
また、汚れ落ちを重視するなら縦型洗濯機がおすすめ。乾かす方法は、洗濯機以外にもあります。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪