生クリームを買っても、使いきれずに残ることがあります。
開封後の賞味期限は種類により違いますが、基本的に長くありません。
この記事では、開封後の生クリームが残りどうしようか悩んでる方へ向け、以下を解説しています。
・生クリーム開封後の賞味期限
・開封後の期限を守るべき理由2つ
・泡立てた生クリームは冷凍保存もできる
・残ったクリームの使い道
これを読めば生クリーム開封後の賞味期限や、無理なく使い切る方法まで分かります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
生クリーム開封後の賞味期限
生クリーム開封後の賞味期限は、種類により違います。
- 純生クリーム
- ホイップクリーム
- スプレータイプ
※生クリームは冷蔵保存が前提です
1.純生クリームは翌日まで
パッケージの種類別に、「クリーム(乳成分含む)」と表示されてるものが純生クリームです。
こちらは、翌日中までに使い切りましょう。
添加物が一切使われていないため、傷むのが早いです。
純生クリームは、生クリーム本来の風味やコクが味わえます。
2.ホイップクリームは3~5日
ホイップクリームは、開封後3~5日です。
パッケージの種類別に「乳等を主要原料とする食品」と表示されているもの。
また、原材料に「植物性油脂」や「安定剤」・「乳化剤」が使われてるかどうかでも確認できます。
純生クリームより長持ちなのは、保存料が入ってるためです。
ホイップしたときに形を保ちやすく、純生クリームよりもさっぱりとしてるのが特徴です。
3.スプレータイプのホイップは約1ヶ月
スプレータイプのホイップは、約1ヶ月です。
ただし、清潔に保つことが必須です。
ノズルに口をつけてはいけません。口の中の細菌が生クリームに入り込み、細菌が増殖します。
また、できるだけノズル部分に触れないようにします。使用後は必ず温水で洗い流し、水気を切って保管しましょう。
傷んだ生クリームはこうなる!
開封後の生クリームの賞味期限は参考にはなりますが、保存状態によりその前でも傷む可能性はあります。
傷むとどうなるのが知っていれば、より安心です。
見た目やにおい・味で気づけます。
- 黄色く変色
- 水分と乳脂肪が分離
- 酸っぱいにおいがする
- 変なにおいがする
- 酸味がある
- 苦味がある
一部だけなら、乾燥してるだけの可能性もあります。全体的に黄色みがかってるものは傷んでます。
また、水分と脂肪分が分離してる場合も傷んでる可能性が高いです。
酸っぱいにおいや変なにおいがするものも、食べるのはやめておきましょう。
また、食べた時に酸味があったり苦味があるものも傷んでます。
開封後の期限を守るべき理由2つ
- 本当に腐りやすいから
- 見た目で判断不可能だから
「少しくらいなら賞味期限が過ぎても大丈夫なのでは?」と思うこともあります。
開封後においては見た目やにおいに変化がなくても、必ず期限を守りましょう。その理由は、2つ。
1.本当に腐りやすいから
生クリームを開封した時点で、空気中の細菌が入り込みます。
また脂肪分が酸化し、カビが繁殖します。腐るのが早いのは、生クリームには脂肪分が多いためです。
熱を加えても、ブドウ球菌は死滅しません。
2.見た目で判断不可能だから
ブドウ球菌が、生クリームの中で繁殖。毒素が産生されます。
これを食べることで、食中毒になる可能性があります。
見た目や味・においが正常でも、食中毒になるほどの細菌が増殖してる可能性があります。
食中毒になると、強い吐き気・嘔吐・ 腹痛・下痢などの症状があらわれます。また、頭痛や発熱が伴うこともあります。
冷凍保存なら3週間保存可能に
生クリームは、冷凍すれば3週間もちます。液体でも泡立てたものでも大丈夫です。
それぞれの冷凍・解凍方法を解説します。
液体のままでの冷凍・解凍方法
液体のまま冷凍すると脂肪分が分離するため、解凍後に泡立てることはできません。
加熱する料理などに使うのがおすすめです。
冷凍方法
- 保存袋に入れて冷凍
- 保存容器に入れて冷凍
保存袋か保存容器に入れて冷凍します。
1回分ずつに分けると、使いやすいです。
解凍方法
- 解凍なしでそのまま料理に使う
解凍せず、そのまま料理に使えます。
泡立てた生クリームの冷凍・解凍方法
泡立てた生クリームにお砂糖が入ってる場合には、用途に気をつけましょう。
泡立てたものが冷凍庫にあると、気軽に使えて便利です。
冷凍方法
- 絞り袋ごと保存袋に入れて冷凍
- 1回分ずつ絞り出して冷凍
一気に使うなら、絞り袋ごと保存袋に入れて冷凍しましょう。保存袋の空気をしっかり抜くのがポイントです。
1回分ずつ冷凍すれば、小分けで使うのに便利です。
■1回分ずつ冷凍する方法
- 金属製トレーにラップを敷く
- 生クリームを1回分サイズに絞り出す
- ラップをかけ冷凍
- 固まったら保存袋に移して保存
※金属製トレーは保存容器でも代用可能です
生クリームは使用用途に合わせ、お好みの大きさに絞り出します。
解凍方法
- 解凍なしでそのまま使う
- 冷蔵庫で自然解凍
コーヒーに入れる場合や加熱料理に使うには、解凍なしでそのまま使えます。
スイーツに使う場合は、冷蔵庫で自然解凍しましょう。※量により解凍時間は変わりますが、多いと2~3時間です
残った生クリームの使い道
- そのまま使う
- 料理に使う
- お菓子作りに使う
生クリームが残っても、使い道はたくさんあります。
泡立てたものなら、そのまま使うのがおすすめです。液体なら、なんにでも使えます。
1.そのまま使う
市販のものや手作りスイーツ・飲み物など、そのままのせるのがおすすめです。
市販のプリンやコーヒーゼリーに使えば、ワンランクアップします。
また、ホットケーキや食パンにのせるのもおすすめです。
コーヒーや紅茶・ココアなどには、泡立て前・後どちらを使っても美味しいです。
2.液体なら料理に使うのがおすすめ
液体の生クリームなら、料理に使うのがおすすめです。
生クリームを使う料理はたくさんありますし、牛乳の代用として使うのがお手軽です。
白菜とベーコンのクリーム煮
必要な材料 |
・白菜 2~3枚(300g) ・ベーコン 60g ・しめじ 1/2パック ・生クリーム 100ml ・サラダ油 大さじ1 ・コンソメ 小さじ2 ・塩コショウ ・黒胡椒 |
1.フライパンにサラダ油を熱し、白菜・ベーコン・しめじを炒める
2.火が通ったら塩胡椒・コンソメで味付けし、生クリームを入れる
3.弱火で少し煮る
カルボナーラ
必要な材料 |
・パスタ 100g ・ベーコン 1枚 ◯卵(室温に戻したもの) 1個 ◯生クリーム 30ml(大さじ2) ◯粉チーズ 大さじ1.5~2 ◯塩 少々 ◯黒胡椒 少々 ・にんにく 1/2かけ(ニンニクチューブ1cm) ・オリーブオイル 大さじ1 ・塩こしょう |
1.パスタを茹でる
2.フライパンにオリーブオイル・みじん切りにしたニンニク・切ったベーコンを入れて2~3分炒め、粗熱を取る
3.ボウルに◯を入れて混ぜ合わせる
4.パスタが茹で上がる直前に3のボウルに2を油ごと加え、軽く混ぜ合わせる
5.茹で上がったパスタに4を手早く混ぜ合わせる
6.器に盛り、黒胡椒を振りかける
コーンポタージュ
必要な材料(3人分) |
・コーン缶詰(クリームタイプ) 180g ・薄力粉 大さじ1 ・バター 15g ・牛乳200ml ・コンソメ 小さじ1 ・生クリーム 50ml ・塩 少々 ・パセリ 少々 |
1.鍋に薄力粉とバターを入れ弱火で混ぜる
2.軽くなってきたらコーン缶詰を入れる
3.コーン缶詰が混ざったら牛乳1/3とコンソメを入れ、混ぜる
4.残りの牛乳を2回に分けて入れ、混ぜる
5.生クリームを入れ、塩で味を調整する
6.器に盛り、パセリを散らす
3.お菓子作りに使う
お菓子作りでも、生クリームを使うものはたくさんあります。
アイスやチーズケーキ・マフィンなど、かなり多くのものに使えます。
料理と同様、牛乳の代用に生クリームを使うのもおすすめです。
パンナコッタ
必要な材料 |
・生クリーム 60ml ・牛乳 400ml ・砂糖 80g ・ゼラチン 8g |
1.鍋に生クリーム・牛乳・砂糖を入れ、弱火にかける
2.砂糖が溶けるまで沸騰しないように混ぜる
3.ゼラチンを少量ずつ入れながら混ぜる
4.3を容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やす
焼きプリン
必要な材料(6個分) |
・牛乳 250ml ・生クリーム 100ml ・卵 2個 ・砂糖 30g ・バニラエッセンス 少々 |
1.ボウルに卵を割り入れ泡立て器で混ぜる
2.1に砂糖を入れ混ぜる
3.鍋に牛乳と生クリームを入れ火にかけ、鍋のフチがフツフツするまで加熱
4.1のボウルに3を加えながらよく混ぜる
5.バニラエッセンスを加え、濾す
6.耐熱容器に入れ、オーブン用の鉄板に並べる
7.鉄板にお湯を注ぎ、160℃に予熱したオーブンで30分焼く
8.焼けたら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす
開封後の生クリームは簡単に使い切れる!
生クリームは開封後、なるべく早く使い切ることが大切です。
具体的な期間は、種類により異なります。
- 純生クリーム:翌日まで
- ホイップクリーム:3~5日
- スプレータイプ:約1ヶ月
生クリームは色々なものに使えますし、冷凍なら3週間ほど保存することもできます。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪