じゃがいもの芽が出ても、取り除けば食べれます。
この記事では、じゃがいもについて以下を解説しています。
・じゃがいもの芽は取り除いて食べる!
・じゃがいもの芽の毒素とリスク
・他にもあるじゃがいもの気になる症状5つ
・じゃがいもの保存のコツ2つ
これを読めば、じゃがいもの芽にあるリスクだけでなく、他にもある避けるべきものもわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
じゃがいもの芽の取り除き方3Step
じゃがいもの芽が出ても、取り除けば食べれます。
じゃがいもの芽の取り方は簡単です。
- 長く伸びた芽を手で取る
- 皮を剥く
- 芽の根元をえぐり取る
Step1.長く伸びた芽を手で取る
Step2.皮を剥く
Step3.芽の根元をえぐり取る
包丁の手前の角を使い、芽の根元をえぐり取ります。
深めに除きましょう。
うまく取り除けない場合
これで取り除きやすくなります。
じゃがいもの芽の毒素とリスク
じゃがいもの芽には、多量の毒素が含まれています。また、大量に摂取するとリスクが。
それぞれ解説します。
天然毒素ソラニンとチャコニン
じゃがいもにはグリコアルカロイドと呼ばれる天然毒素、ソラニンやチャコニンが含まれています。芽には特に多く含まれます。
じゃがいも自体にも、皮の周辺に多く含まれています。多くないので、必要以上に心配することはありません。
ソラニンやチャコニンは熱に強く、水に弱いのが特徴。
170℃以上の高温で揚げるか、水にさらすことで減らせると言われています。ですが、確実に減らすことは難しいです。
じゃがいもの芽は、必ず取り除きましょう。
大量に食べると食中毒のリスク
じゃがいもの芽を食べてしまった場合。
少量なら、影響はありません。大量に摂取した場合、食中毒症状が出る可能性があります。
下痢や腹痛・吐き気・嘔吐など。摂取後、30分~数時間で起こります。特に子供は少量でも発症することがあるので、気をつけましょう。
また、めまいや痙攣・呼吸困難・意識障害などを発症するとも言われています。重症化すれば死に至るとも。
実際は重症化する事例はありません。あり得ないくらい大量に摂取しないと、起こらないからです。
気をつけなければなりませんが、正しく恐れましょう。
毒素成分が含まれるじゃがいも症状は他にもあります。
他にもあるじゃがいもの気になる症状4つ
- 緑色は危険
- 家庭菜園の未熟で小さいもの
- 中がピンクや紫色に変色
- 茹でたら紫や黒に変色
じゃがいもの異変は、芽が出る以外にも。
毒素を持つものや、安心して食べれるものもあります。
症状別に解説します。
1.緑色は危険
緑色に変色したものは、危険です。
ソラニンとチャコニンの量が、通常のじゃがいもの約10倍とも言われています。
使えますが、緑色の部分がなくなるよう厚めに皮を剥きます。
緑になるのは、光に当たることが原因です。
2.家庭菜園の未熟で小さいもの
家庭菜園で獲れたじゃがいもも、注意が必要です。
農水省のHPに記載がありました。
家庭菜園などで作られた未熟で小さいジャガイモは、ソラニンやチャコニンを多く含んでいることもあるので、注意が必要です。
できるだけ食べない方が良さそうです。もし食べるなら、必ず皮を剥きましょう。
3.中がピンクや紫に変色
じゃがいもを切った時、すでにピンクや紫に変色していた場合。原因は低温での保存です。
寒さから身を守るため、じゃがいもは糖を蓄えます。
揚げる・焼く・炙るなどの高温調理をすることで、糖とアミノ酸の一部が反応。アクリルアミドという有害物質が発生します。
煮物や蒸し料理に使うことで、増加を防げます。糖の濃度が高まっているため、甘みが増し美味しく食べれます。
4.茹でたら紫や黒に変色
茹でると紫や黒に変色することがあります。
じゃがいもに含まれるジフェノールと鉄分が多い時に起こります。
こちらは無害なので、安心して食べて大丈夫です。見た目が気になる場合には、取り除きましょう。
じゃがいもの保存のコツ2つ
- 冷暗所で保存
- 通気性をよくする
じゃがいもを正しく保存すれば、いい状態を長持ちさせることができます。
コツは2つ。
1.冷暗所で保存
光に当たるとソラニンとチャコニンの量が増え、緑色になります。光の当たらない場所で保存しましょう。
じゃがいもは20℃以上で発芽や腐敗しやすくなります。
暑すぎても寒すぎてもよくないため、夏や冬は野菜室での保存がおすすめです。野菜室は2~7℃と温度が低めですが、冷蔵庫よりは温かいですです。
それ以外の季節は、光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。
2.通気性をよくする
じゃがいもは湿気に弱いので、通気性のいい状態で保存します。
ビニール袋から出し、新聞紙に包むのがおすすめです。
周りの湿気を吸い取ってくれるので、長持ちさせられます。また、光も避けれます。
新聞紙に包んだものをビニール袋に入れます。空気が入るよう、袋は開けておきましょう。
面倒な場合には、紙袋に移し替えるだけでも効果的です。
ーりんごで発芽を遅らせるー
りんごがあれば、一緒に入れて保存しましょう。
りんごから出るエチレンガスの作用で、発芽を遅らせることができます。
じゃがいもを無駄にせず美味しく食べよう!
じゃがいもの芽が出たら、取り除いて食べましょう。
芽にはソラニンやチャコニンという毒素が、多量に含まれているためです。
芽が出る他にも、取り除いて食べなければならないものがあります。
いずれも早めに使うようにしましょう。
また、保存方法により緑になるのを防いだり芽が出るのを遅らせることもできます。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪