この記事では、電子マネー利用時について以下を解説しています。
・家計簿につけるタイミング3種類
・家計簿のつけ方2種類
・家計簿のおすすめのつけ方
・クレカの利用は家計簿とは別に管理しよう
・ポイント還元分の記入方法
・電子マネーを賢く使うには
家計簿の目的を忘れず、無駄遣いしにくい方法です。
家計簿につけるタイミング3種類
電子マネーでの買い物は、以下の2段階になっています。
- 現金を電子マネーにチャージ
- チャージした電子マネーでお買い物
さらに電子マネーの種類も多数あり、併用している方も多いのではないでしょうか。
これが、つけ方をわからなくさせています。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
チャージした時につける
チャージした時につける場合、実際に買い物した日や内訳がわかりません。
内訳を把握できないと、節約しにくいです。
使っていい予算だけチャージし、やりくりする方法もありますが、全てのお店で使えるわけではありません。
○メリット:記入が簡単
✖デメリット:内訳が把握できない
購入した時につける
購入した時につければ、実際の支出額がわかります。
この方法で書けば、使いすぎているかどうかが分かりやすく、支出をコントロールしやすいです。
○メリット:支出をコントロールしやすい
✖デメリット:現金と残高が合わない
しっかり節約したい人に、おすすめの方法です。
チャージと購入、両方つける
チャージと購入の内訳、両方つければ間違いありません。
ただしこれには工夫が必要ですし、色々な電子マネーを併用していれば、より管理が面倒になります。
○メリット:すべての情報がわかる
✖デメリット:面倒かつ工夫が必要
家計簿のつけ方2種類
電子マネー利用時の家計簿のつけ方で悩むのが、記入の仕方。
電子マネーという項目を設ける
電子マネーという項目を設ければ、分類する必要がないので、記入が簡単です。
項目ごとの出費がわからないので、節約しにくくなります。
○メリット:記入が簡単
✖デメリット:節約しにくい
いつも通り、それぞれの項目に分類する
それぞれの項目に分類すれば、項目ごとの出費がわかるので無駄遣いに気づきやすく、節約しやすいです。
デメリットは電子マネーでいくら出費があったのか、把握しづらいこと。
○メリット:無駄遣いに気づきやすい
✖デメリット:電子マネーの出費額がわからない
それぞれの項目ごとに予算を決めたい方に、おすすめの方法です。
家計簿のおすすめのつけ方
おすすめは「購入した時」につけ、現金での購入と同じように「それぞれの項目に分類する」方法。
家計簿では、いつ・何を買ったかの内訳が大切だからです。
それとともに、それぞれの項目ごとの出費が分かった方が無駄遣いしにくくなり、節約しやすいです。
チャージをつけなくてもいい理由
「現金を電子マネーにチャージ」することは、現金の居場所を引っ越しただけです。
お金と同じ価値を持ち続けているので、つけなくていいと考えます。
→家計簿での扱いは現金と同じ
家計簿の目的は、残金を合わせることではありません。
買い物の内訳を忘れずに記入していれば、根本的にズレは発生しないので心配いりません。
(現金と電子マネーの残高を合わせれば、確認は可能ではあります。)
通帳やクレジットカードからチャージした場合も、同様の理由で不要です。
理由と管理方法を解説していきます。
クレカの利用は家計簿とは別に管理しよう
クレジットカードからのチャージは、実際のお金の引き落とし日がしばらく先になります。
別に管理する理由は、現金が残っていることでうっかり使ってしまうのを防ぐこと。
使ったことを忘れ、請求を見て焦るという事態を無くすためです。
Step1.クレカを使ったら、店名・金額を紙やメモ帳に記入
Step2.クレカ専用の封筒や袋を用意、支払い分のお金を入れておく
Step3.引き落とし日までに専用口座に入金する
この方法で管理すれば、請求が来た時にも安心です。
クレカ利用時の家計簿のつけ方|現金払いと同様に扱う方法を解説
ポイント還元分の記入方法
電子マネーには、ポイント還元があります。
1.即時還元
レシート上では還元されていないものの、アプリ上では会計直後に還元されます。(LINE Payなど)
これは支払額から還元額を引いた金額で、記入しましょう。
2.翌日還元
翌日還元の場合は、確定した時点で還元額を引いた金額で記入しましょう。(メルペイなど)
3.翌月以降に還元
翌月以降に還元されるタイプのものでも、すぐわかるものと、還元されるまでわからないものがあります。
会計直後に還元額が分かるものは、その分を引いた金額を記入しましょう。
わからないものは、レシートの額で記入してしまうのが無難です。
4.好きな時に電子マネーに交換
nanancoやWAONは、貯まったポイントを好きなタイミングで、チャージすることができます。
支払いの一部にポイントを引き当てた場合、ポイント使用分を差し引いた金額で記入します。
把握方法は、ポイント交換時のレシートを保管。交換分を引き当てるたびに、ポイント残高を書き換えていきます。
カードと一緒に保管すれば忘れません。
うちは、予算が厳しい時とかに還元分を使ってるよ!
把握しておくのが面倒な場合、そのまま放置でも構いません。
家計簿上は余計に払っていることになりますが、実際は多く残っているので、問題ありません。
電子マネーを賢く使うには
電子マネーを使う理由はなんでしょうか?
・ポイントが付く
・還元がある
・お得なクーポンがある
特にクーポン。
「お得」という理由だけで、購入してしまったりします。
クーポンがなくても購入するか、本当に必要な物か。しっかり考えて使いましょう!
正しいつけ方でしっかり節約
電子マネーへ現金をチャージしたときは、お金を引っ越しただけという認識で、家計簿の記入は不要です。
買い物の記入さえしっかりしてれば、チャージの残額は気にしなくても大丈夫だと考えます。
現金での買い物と同じく、何かを購入したときにつけましょう。
「電子マネー」という項目を作るのではなく、それぞれの項目に分類します。
項目ごとの出費が把握しやすくなるので、無駄遣いに気づきやすく、節約しやすくなります。
ぜひ参考にしてくださいね♪