冷凍の玉ねぎがまずいのは、食感の変化や冷凍臭くなるのが原因です。
生で食べないこと。保存方法や賞味期限を守れば、避けられます。
冷凍するメリットはありますが、玉ねぎは常温でも長持ち。保存方法を使い分ければ、よりおいしく無駄なく食べれます。
この記事では冷凍の玉ねぎがまずい原因や保存方法について、以下を解説しています。
・冷凍した玉ねぎがまずい原因2つ
・玉ねぎのニオイの原因は硫化アリル
・玉ねぎを冷凍するポイント5つ
・玉ねぎの解凍方法
・冷凍しなくても長持ち!正しい保存方法
・玉ねぎを冷凍するメリット3つ
これを読めば玉ねぎの正しい冷凍方法だけでなく、適切な保存の仕方や使い分け方までわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
冷凍した玉ねぎがまずい原因2つ
- 食感が変わるから
- 冷凍臭くなるから
冷凍した玉ねぎがまずい原因は、2つ。
それぞれ解説します。
1.食感が変わるから
冷凍の玉ねぎがまずいのは、食感の変化によるもの。冷凍したものは、生で食べるのに向きません。
原因は、玉ねぎの水分の多さです。
玉ねぎの水分が凍り、解凍したときに流れ出るためです。シャキシャキ感がなくなり、筋っぽくなります。
2.冷凍臭くなるから
まずいのは、冷凍臭さも原因です。
保存の仕方や、冷凍庫での長期保存によるもの。
玉ねぎを包むラップの素材や、保存袋の厚さで気密性が異なります。気密性が低いとニオイを通しやすく、冷凍庫のニオイを吸着。
また気密性が高くても、酸化や冷凍焼けを完全には防げません。長期間入れてるとニオイが付いてしまいます。
玉ねぎのニオイの原因は硫化アリル
玉ねぎのニオイの原因は、「硫化アリル」という物質。
細胞が破壊されることで発生します。
切った断面から発生し、目にしみる原因物質でもあります。また、血液をサラサラにしてくれるというメリットも。
空気に触れることで活性化し、臭いも強まります。
ですので、切ってから素早く冷凍すること。出来るだけ短時間で凍らせることが大切です。
こちらも、ラップや保存袋の素材や厚みに気をつけることでも抑えられます。
玉ねぎを冷凍するポイント5つ
切った玉ねぎは、素早く短時間で冷凍すること。
無駄にしないためには、使いやすいことも大切です。用途に合わせた大きさに切って冷凍しましょう。
ポイントを解説します。
- 気密性の高いもので保存する
- 1回分ずつ小分けにする
- 薄く平らにして空気を抜く
- 日付を書く
- 金属トレーに乗せて冷凍する
1.気密性の高いもので保存する
玉ねぎを切った時に発生する硫化アリル。これを完全に防ぐことはできません。
気密性の高いもので保存することで、酸化やニオイ漏れ・移りを抑えることはできます。
ラップは、ポリ塩化ビニリデン素材のもの。保存袋は、厚さが0.07mm以上のものがおすすめです。
2.1回分ずつ小分けにする
1回分ずつ小分けにして冷凍しましょう。
使いやすく、無駄になりません。
そのまま保存袋に入れたり、ラップに包むだけでも大丈夫です。ラップに包んでから保存袋に入れると、よりニオイ移りを防げます。
火を通したものも冷凍可能ですが、粗熱を取ってから入れましょう。
3.薄く平らにして空気を抜く
ラップや保存袋への入れ方にもポイントがあります。
出来るだけ薄く平らにすることと、空気を抜くことです。
薄く平らにすることで早く凍らせられます。また、空気を抜くことで酸化を抑えられます。
4.日付を書く
ラップや保存袋に日付を記入しておきましょう。
冷凍した日、もしくは賞味期限。どちらかわかりやすい方で統一します。
冷凍した玉ねぎの賞味期限は、1ヶ月。火を通したもは、3週間です。
これで食べ忘れや無駄にするのを防げます。
5.金属トレーに乗せて冷凍する
冷凍庫へ入れる際には、玉ねぎを金属トレーに乗せましょう。
これで、より冷凍時間を短縮できます。
玉ねぎの解凍方法
基本的に解凍はせず、凍ったまま料理に使います。
そのまま使うのが無理な場合のみ、解凍しましょう。
冷蔵庫で自然解凍します。水分が流れ出ても大丈夫なよう、トレーに乗せておくと安心です。
玉ねぎは日持ちするので、必ずしも冷凍する必要はありません。
おすすめの保存方法を解説します。
冷凍しなくても長持ち!玉ねぎの保存方法
玉ねぎは冷凍しなくても、かなり日持ちします。
基本的に常温がおすすめ。新玉ねぎや使いかけのものは、冷蔵保存しましょう。
常温と冷蔵、それぞれの保存方法を解説します。
常温保存
新玉ねぎや使いかけのもの以外は、常温保存で2ヶ月ほど日持ちします。
高温多湿に弱いので、風通しが良くて日の当たらない場所が理想。
ネットに入れて吊るしておきましょう。
吊るして保管出来ない場合。1個ずつ新聞に包み、できるだけ間隔をあけて保管します。
新玉ねぎや使いかけは冷蔵保存
新玉ねぎや使いかけは、傷みやすいです。
こちらは冷蔵保存すれば、長持ちします。それぞれの方法を解説します。
新玉ねぎ
新玉ねぎは、水分が多いです。すぐに皮がヌメヌメになるので、常温保存に向きません。
湿気による傷みを防ぐため、1つずつ新聞紙に包みましょう。さらにそれをポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
使いかけ
使いかけはできるだけ空気が入らないよう、ラップに包みます。それを保存袋に入れ、冷蔵庫に入れます。
これで3~4日ほど保存が可能。しばらく使う予定がなさそうなら、冷凍保存がおすすめです。
玉ねぎを冷凍するメリット3つ
- 甘味が増す
- 短い炒め時間で飴色玉ねぎがで作れる
- 忙しい時の時短に使える
玉ねぎは常温でも日持ちしますが、冷凍にもメリットがあります。
使い分けるとよりおいしく食べれたり、時短にも。
メリットを3つ、解説します。
1.甘味が増す
冷凍したものを加熱すると、甘みが増します。
冷凍した玉ねぎは細胞壁が壊れているため、火を通すと水分が蒸発しやすいです。これにより糖分が凝縮され、甘くなります。
2.短い炒め時間で飴色玉ねぎが作れる
飴色玉ねぎは、長時間炒めなければなりません。
冷凍してから炒めると水分が飛びやすいため、半分くらいの時間で作れます。
あらかじめ作るのがわかっている場合。まとめてみじん切りにして冷凍しておくと便利です。
3.忙しい時の時短に使える
- サッと使える
- 味がしみやすくなる
切った玉ねぎを冷凍しておけば、忙しい時の時短に役立ちます。
必要な時にサッと使えます。また、細胞が壊れているので味がしみ込みやすくもなり、時短で調理できます。
玉ねぎは冷凍保存を賢く使い分けよう!
冷凍した玉ねぎがまずいのは、食感の変化や冷凍臭さが原因です。
また、玉ねぎは常温や冷蔵でも長く日持ちします。
みじん切りしたついでに、多めに切って冷凍する。時短で飴色玉ねぎを作るためなど。メリットを活かすために冷凍するのがおすすめです。
保存方法を賢く使い分けることで、玉ねぎを無駄にせずおいしく食べれますよ!
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪