洗濯槽の洗浄に、キッチンハイターを使うのはおすすめできません。
ほとんどのメーカーで、使用してはいけないことになっているからです。
決められた洗剤で槽洗浄すること。ひどい汚れを発生させないことが大切です。
この記事では洗濯槽の洗浄について、以下を解説しています。
・洗濯槽にキッチンハイターがダメな理由
・メーカー別洗濯槽の洗浄に使えるもの
・洗濯槽を綺麗に保つポイント5つ
これを読めば、洗濯槽にキッチンハイターが使えない理由だけでなく、綺麗にする方法までわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
洗濯槽にキッチンハイターがダメな理由
洗濯槽の洗浄には、基本的にキッチンハイターは使えません。
ハイアール以外のメーカーでは、使用してはいけないことになっています。
台所用漂白剤の使用可否 | |
日立 | × |
パナソニック | × |
東芝 | × |
シャープ | × |
アクア | × |
ハイアール | △ 禁止してないが、使用可能の記載もなし |
泡が多量に発生するため、途中で排水されたり故障の原因になります。
使用できる洗剤は、メーカーにより異なります。
メーカー別洗濯槽の洗浄に使えるもの
洗濯槽の洗浄に使えるものは、以下です。
①洗濯槽クリーナー | ②衣類用塩素系漂白剤 | ③酸素系漂白剤 | |
日立 | ◯(塩素系のみ) | ◯ | × |
パナソニック | ◯(純正のみ) | ◯ | × |
東芝 | ◯(塩素系のみ) | ◯ | × |
シャープ | ◯ | × | × |
アクア | ◯(純正のみ) | ◯ | × |
ハイアール | ◯ | ◯ | ◯ |
※酸素系の洗濯槽クリーナーは、ドラム式に使えないものが多くあります
酸素系漂白剤の使用を禁止していないのが、シャープとハイアール。それ以外は、塩素系のものに限定されています。
またパナソニックとアクアは、洗濯槽クリーナーの使用を純正品に限定。
酸素系(非塩素系)の洗濯槽クリーナーは、ドラム式に使えないものが多いです。洗剤メーカー側が使用を禁止しているため、注意が必要です。
①洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーは、大きく分けて3種類。
- 純正品
- 市販品(塩素系)
- 市販品(酸素系)
各メーカーの純正品。市販品には、塩素系と酸素系があります。
純正
純正品は、1,500~2,500円くらいで販売されています。ハイアールのみ、純正品がありません。
メーカー別に[縦型用1500ml]と[ドラム式用750ml]があり、中身は同じ。
縦型用を購入し、ドラム式で2回分として使うことも可能ではあります。
高価なのがデメリット。強力なため、市販品で汚れが取れない時の使用におすすめです。
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塩素系
パナソニック・アクア以外は使用可能
洗濯槽クリーナーで液体のものは塩素系です。
お店での価格は、200~400円くらい。
主成分は、次亜塩素酸ナトリウム。カビを分解し、雑菌も洗浄します。塩素系特有のにおいがデメリットです。
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酸素系
使用可能なのはシャープ・ハイアールの縦型のみ
洗濯槽クリーナーで、粉末のものは酸素系です。
お店で200~350円くらいで買えます。
主成分は過炭酸ナトリウム。泡で汚れを落とします。殺菌効果は塩素系に劣るのがデメリットです。
②衣類用塩素系漂白剤
シャープ以外は使えます
お店では100~200円くらいなので、洗濯槽用より安めです。
衣料用の漂白剤は、液体でも酸素系のものも存在します。必ず確認しましょう。
③酸素系漂白剤
ハイアールのみ使用可能
酸素系の漂白剤には、液体と粉末のものがあります。
お店では200~500円くらいで購入できます。
泡が溢れないか注意が必要なので、おすすめはしません。
洗濯槽クリーナーや漂白剤は、ダイソーなどでも販売されています。
安く手に入れるには、おすすめです。
洗濯槽を綺麗に保つポイント5つ
純正品は高額なので、できるだけ使わずに済ませたいもの。
頑固な汚れを発生させなければ、市販品で十分です。
カビや雑菌を繁殖させないためにできることは、5つ。
- 洗濯時以外はフタを開けておく
- 洗濯物を入れたままにしない
- 洗剤の使用量を守る
- 洗濯機の部品は毎回すすぐ
- 定期的に槽洗浄する
1.洗濯時以外はフタを開けておく
洗濯時以外は、フタを開けておきましょう。
洗濯槽内を出来るだけ乾いた状態にするためです。
湿気がたまらないようにし、カビの繁殖を抑えます。
2.洗濯物を入れたままにしない
洗濯物を入れっぱなしにしないようにしましょう。
洗濯槽内に湿気が溜まり、雑菌が繁殖するからです。
空っぽにして、通気性をよくします。
3.洗剤の使用量を守る
洗剤の使用量を守りましょう。
洗剤が多いと、すすぎきれません。洗剤残りでカビが繁殖するため、適量が大切です。
4.洗濯機の部品は毎回すすぐ
洗濯機の部品を毎回すすぐようにしましょう。
洗剤ケースや糸くずフィルターなど。
汚れを放置しないことで、カビや雑菌の繁殖を抑えることができます。
5.定期的に槽洗浄する
定期的に槽洗浄しましょう。
2~3ヶ月に1回くらいが目安。
湿度の高い梅雨の時期などは、短いスパンでやるようにします。
カビや雑菌の繁殖を抑えること。頑固な汚れになる前に槽洗浄すれば、綺麗な状態を維持できます。
洗濯槽は決められた洗剤で綺麗を保とう!
洗濯槽の洗浄には、基本的にキッチンハイターは使用できません。
キッチンハイターは泡立ちがいいため、途中で排水されたり壊れる可能性があります。
メーカーにより使える洗剤は異なります。決められたものを使うようにしましょう。
市販の洗剤で改善されない場合。純正の洗濯槽クリーナーを使えば、綺麗になります。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪