パイナップルには、デメリットがあります。
気をつけなければならない人はいます。ですがそれ以外は、避けることができます。
むしろ、安全に食べるとメリットが多いです。
この記事では、パイナップルについて以下を解説しています。
・気をつけよう!パイナップルのデメリット
・パイナップルを安全に食べるための方法
・すごい!パイナップルのメリット5つ
・栄養をしっかり摂る!効果的な食べ方2つ
これを読めばパイナップルのデメリットを避けられ、より効果的に食べることができますよ!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
気をつけよう!パイナップルのデメリット
- ゴムアレルギーの人は症状が出るかも
- 体を冷やす
- 血圧を下げる
- 食べ過ぎると太る
- 食べ過ぎると舌がピリピリする
1.ゴムのアレルギーの人は症状が出るかも
ゴム手袋をしたとき、手がかゆくなったことのある人は注意が必要です。
パイナップルを食べると、アレルギー症状(口の中の違和感や蕁麻疹・腹痛・アナフィラキシーショックなど)が出るかもしれないからです。
他にも、キウイやアボカド・バナナ・栗などでも発症する可能性が。
ラテックス・フルーツ症候群といい、アレルゲンとなるたんぱく質の構造が似てることで起こる反応です。
ゴム手袋をすると手がかゆくなるなどの経験がある人では、アボカド、キウイフルーツ、バナナ、パイナップル、栗などを食べたときに、口の中の違和感やじんましんなどのアレルギー症状をおこすことがあります。これをラテックス・フルーツ症候群といいます。アナフィラキシーをおこすこともあります。
2.体を冷やす
南国系フルーツのため、体を冷やす性質があります。
カリウムが豊富で利尿作用があり、排出によって体の熱が奪われるからです。
冷え性の方や妊婦さんは、できれば控えましょう。
3.血圧を下げる
パイナップルには、血圧を下げる効果もあります。
カリウムが含まれており、体内の余分な塩分を排出してくれるからです。
低血圧の方は、注意が必要です。
4.食べ過ぎると太る
果物のほとんどは、カロリーや糖質が低めです。パイナップルはバナナと比較しても、低いです。
ー100gあたりの熱量と糖質ー
熱量 | 糖質 | |
パイナップル | 51kcal | 12.5g |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
糖分が入ってることに変わりありません。食べすぎると太ります。
5.食べ過ぎると舌がピリピリする
パイナップルには、「ブロメライン」というタンパク質分解酵素と「シュウ酸カルシウム」が含まれています。
通常は粘膜で保護されており、刺激を受けません。
食べ過ぎると「ブロメライン」の刺激で粘膜が敏感になり、シュウ酸カルシウムの針状結晶によって舌がピリピリします。
口内や食道・胃の粘膜も刺激を受けます。ひどい場合、出血することも。
健康上の害はありませんが、食べ過ぎないことが大切です。違和感を感じたら、その日は食べるのをやめておきましょう。
パイナップルを安全に食べるための知識
- 熟したパイナップルを選ぶ
- 1日の摂取量を守る
パイナップルについて知識があれば、安全に食べることができます。
それはパイナップルの選び方と、推奨摂取量。それぞれ紹介します。
1.熟したパイナップルを選ぶ
熟したパイナップルを選ぶことで、舌がピリピリしにくくなります。
シュウ酸カルシウムの量が、熟してないものに比べ少ないからです。
- 葉先が枯れてない
- 葉が濃い緑でツヤがある
- 重量感がある
- 胴体が下膨れしてる
- 胴体が黄みを帯びてる
- 甘い匂いがする
上記をおさえて選べましょう。ピリピリしにくいだけでなく、甘くて美味しいものを食べれます。
ちなみにパイナップルは追熟しないので、時間が経っても糖度が上がることはありません。
2.1日の摂取量を守る
1日の摂取量を守れば、食べ過ぎません。
推奨量は100gで、5〜6切れ位が目安です。
また1歳未満の子供には与えないようにし、体型に合わせて量を調節しましょう。
パイナップルは安全に食べることで、たくさんのメリットがあります。
すごい!パイナップルのメリット5つ
- 疲労回復
- むくみ解消や病気予防
- 老化防止や美肌効果
- 消化機能の改善
- 抗炎症・鎮痛効果
パイナップルには病気予防など、様々なメリットがあります。
1.疲労回復
パイナップルに入ってるクエン酸には、疲労回復効果があります。
また、ビタミンB1やビタミンB2・ビタミンB6も含まれています。
新陳代謝を促進するので疲れにくくなったり、免疫力アップや動脈硬化の予防効果があります。
2.むくみ解消や病気予防
パイナップルには、ミネラルが豊富に含まれています。
体の余分な水分を排出してくれるので、むくみ解消に効果があります。
また高血圧や脳梗塞・血栓予防など、様々な病気の予防効果も。
3.老化防止や美肌効果
パイナップルに入ってるビタミンCは、老化防止や美肌に効果があります。
老化の原因、活性酸素を排除したり減らしたりしてくれる、抗酸化作用があるからです。
メラニン色素の沈着を抑えてくれるので、美肌に繋がります。
体内の有害物質の解毒作用もあるため、風邪にも効果があります。
他にもパイナップルには鉄分も含まれており、ビタミンCはその吸収も助けるため、貧血にも効果的です。
4.消化機能の改善
パイナップルには、食物繊維も豊富です。
水に溶けない不溶性食物繊維が多く含まれており、水分を増やして便の容積を増やします。これにより大腸が刺激され、排泄が促進。
また、パイナップルに含まれるブロメラインにも腸内環境を整える効果があります。
腸内環境が整うと、美肌効果も期待できます。
5.抗炎症・鎮痛効果
パイナップルに入ってるブロメラインには、抗炎症や鎮痛効果があります。
厚生労働省のウェブサイトにてその効果が紹介されており、サプリメントや軟膏として使われています。
ブロメラインはサプリメントとして、特に鼻や副鼻腔、歯肉などの痛みや腫れ、また、他の体の部位における手術やケガをした後の痛みや腫れの軽減に良いとされています。また、変形性関節症、がん>、消化器疾患、筋肉痛にも良いとされています。ブロメラインの局所塗布は熱傷に良いとされています。
栄養をしっかり摂る!効果的な食べ方2つ
- 生か冷凍で食べる
- 空腹時にパイナプルだけで食べる
メリットを生かすには、食べ過ぎないことが大前提です。
より効果的な食べ方を紹介します。
1.生か冷凍で食べる
パイナップルに含まれるブロメラインの効果を生かすには、生か冷凍で食べましょう。
60℃以上で加熱すると、ブロメラインの効果がなくなるからです。
舌がピリピリするというデメリットを防げますが、メリットも得られなくなります。加熱せず、生で食べましょう。
また、冷凍で食べるのもおすすめです。冷凍することで、ビタミンなど多くの栄養素の量が多くなることがわかっています。
2.空腹時にパイナップルだけで食べる
より栄養を吸収するには、パイナップルだけで食べるのがおすすめです。
食後や他のものと一緒に食べると、消化に時間がかかります。
空腹時に食べることで、パイナップルの栄養をしっかりと取り込むことができます。
パイナップルを食べてから40分は、何も食べないのが理想です。
パイナップルは適量を守れば体にいい
パイナップルには、デメリットがあります。
気をつけて食べなければならない人がいます。そうでなければ、安全に食べる方法を知ることで避けることができます。
食べ方に気をつければむしろ体にいいので、積極的に取り入れたいものです。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪