巾木は、新築時に考えなければならないものの一つ。
壁や床・扉ほどよく考えないため、後悔ポイントになりやすいです。
この記事では巾木を白にして後悔しないか悩んでる方へ向け、以下を解説しています。
・巾木を白にして後悔!原因2つ
・巾木の役割2つ
・巾木の素材や納め方
・巾木の存在をスッキリさせるには
これを読めば白の巾木で後悔する原因だけでなく、色以外にも気をつけたいポイントまでわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
巾木を白にして後悔!原因2つ
巾木を白にして後悔する原因は、主に2つあります。
- 埃や汚れ・傷が目立つ
- 巾木の主張が強すぎた
①ほこりや汚れ・傷が目立つ
白の巾木は、ほこりや汚れが目立ちやすいです。また、素材により傷が目立ちます。
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こまめに掃除ができそうか、よく検討しましょう。
ただし、ほこりが目立ちやすいのは白だけではありません。黒や濃いブラウンなども目立ちます。
ベージュなど、薄めの色は気になりにくいです。
家具や家電などでの見えやすさが参考になります。
②巾木の主張が強すぎた
白い巾木の主張が強すぎ、後悔することがあります。
壁や床・扉など。色の組み合わせ次第では、目立ちすぎるからです。
アクセントクロスがある場合。別の壁に合わせ巾木を白にすることで、主張が強くなることがあります。
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後悔のないよう、よく検討することが大切です。
巾木の役割2つ
そもそも巾木がなければ、埃はたまりません。
それでも当然のようにあるのには、理由があります。
役割は2つ。
- 壁と床の隙間を塞ぐ
- 壁を汚れや衝撃から守る
①壁と床の隙間をなくす
壁と床の境目には隙間があり、巾木はそれを塞ぐ役割があります。
あえて隙間を作っている場合も。壁や床の素材により、温度や湿度で伸縮するためです。
逃げしろを作ることで、たわみを防いでいます。
②壁を汚れや衝撃から守る
床と壁の隅は、掃除機やモップなどがぶつかる場所。
巾木は壁の汚れや、クロスが破れるのを防ぐ役割があります。
巾木の納め方や素材
巾木は、納め方や素材もさまざま。
色以外の要素も見た目を左右するため、検討したいポイントです。
以下を、それぞれ解説します。
- 巾木の納め方3種類
- 巾木の素材4種類と特徴
巾木の納め方3種類
納め方にも3種類。一般的なのは「出巾木」です。
ほかに、「面巾木」「入巾木」という方法もあります。
面巾木と入巾木は見た目がスッキリするだけでなく、ほこりが溜まるのを防げます。
出巾木より手間も材料費も増えるため、費用が高くなるのがデメリット。
わずかですが、部屋も狭くなります。
■面巾木・入巾木のメリット・デメリット■
メリット | デメリット |
・見た目がスッキリ ・埃が溜まらない | ・コストがかかる ・壁紙が傷みやすい ・わずかに部屋が狭くなる |
巾木の素材4種類と特徴
一般的に最も多く使われているのが、MDF基材です。
素材 | 特徴 |
MDF基材 | ・住宅で使われる最も一般的なもの ・木のような見た目 ・安価 |
ビニール | ・ソフト巾木と呼ばれるもの ・店舗などで多く使われるもの ・色柄が豊富 ・最も安価 ・安っぽく見えることも |
無垢 | ・塗装・形状のアレンジが幅広い ・床と同一素材にできる ・高級感を演出できる |
アルミ | ・高さが低くスッキリとした見た目 ・カラーバリエーションが少ない |
巾木の存在をスッキリさせるには
巾木の存在をスッキリさせるポイントや、方法を解説します。
- 高さの低い巾木にする
- 入巾木+アルミアングル
- 巾木なしにする
①高さの低い巾木にする
高さの低い巾木にすることで、スッキリした印象になります。
巾木の高さは、4cm・6cm・7.5cm・10cmが一般的。もっと低いものもあります。
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②入巾木+アルミアングル
スッキリさせたい人に多いのは、「入巾木+アルミアングル」という選択。
巾木の存在を、ほぼ感じさせません。
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③巾木なしにする
「巾木なし」という選択肢もないわけではありません。
特に、「無垢フローリング+塗り壁」で選択する人が多いようです。
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デメリットは避けられないため、慎重な判断が必要です。
巾木なしのデメリット |
・掃除機がけに注意が必要 ・クロスの場合は、湿気で剥がれることがある ・床を濡らしたときに染み込む ・ワックス掛けで染み込む |
巾木で部屋の印象は変わる!
白の巾木で後悔することは、主に2つあります。
ほこりや汚れ・傷が目立つこと。壁や床・扉などとの組み合わせ次第で、主張が強くなりすぎることです。
壁や床は丁寧に検討しますが、巾木はあまり考えないもの。部屋の中での面積は小さいですが、印象は大きく変わります。
色だけでなく、納め方や素材もさまざま。よく検討することで、後悔を防げるのではないでしょうか?
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪