あさりの砂抜きは、一晩置くことも可能です。それにはポイントがあります。
この記事ではあさりについて、以下を解説しています。
・一晩の砂抜きで気をつけること
・死んだあさりの見分け方3つ
・一晩も可能!あさりの正しい砂抜き6Step
・時短で砂抜きする方法
・長期保存に!あさりの冷凍・解凍方法
これを読めば、正しい砂抜きのやり方だけでなく、よりおいしくする方法もわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
一晩の砂抜きで気をつけること
あさりの砂抜き時間は、スーパーで買ったものか潮干狩りで採ったものかで違います。
砂抜き自体、コツがあります。一晩置くには、より温度管理に気をつけなければなりません。
正しい方法でやらないと、あさりが死んでしまいます。
死んだあさりは食べれません。魚介類は、腐敗が早いからです。
食べると、食中毒になる可能性があります。また、ごく稀に死に至るケースも。
特に小さいお子さんや高齢者は注意が必要です。
死んだあさりの見分け方3つ
死んだあさりの見分け方を知り、誤食を防ぎましょう。
見分け方は、以下の3つ。
- 腐敗臭がする
- ゆすっても口を開閉しない
- 加熱しても口を開かない
あさりは死ぬと腐敗臭がします。また、ゆすっても動かないものも死んでます。
口が半開きのままだったり、水管が出たままのものは取り除きましょう。
また、調理した時に口が開かないものも死んでたもの。無理に開けて食べるのは避けます。
見つけたら、その都度取り除きます。入れたままにすると、他のあさりも死んでしまうからです。
一晩も可能!あさりの正しい砂抜き6Step
用意するもの | |
・あさり ・食塩 ・水 | ・500mlのペットボトル ・ボウルまたはバット ・ザルまたは網 ・アルミホイルまたは新聞紙 ・キッチンペーパー |
Step1.あさりをこすり洗い
殻の表面の汚れを落とします。
水道水を流しながら、その下で貝を手に取り洗います。貝同士をこすり合わせ、汚れを落としましょう。
Step2.ボウルに塩水を入れる
あさりを重ねずに入れられる、ボウルまたはバットを用意します。
500mlのペットボトルを使い、塩水を作ります。
ペットボトル1杯分のお水に、キャップ2杯分(約15g)の食塩を混ぜましょう。
これで、海水と同じ3%の塩水ができます。
ボウルまたはバットに入れ、溶けるまでしっかり混ぜます。
Step3.ボウルにザルをのせあさりを並べる
ボウルまたはバットに、ザルまたは網をのせます。
ザルを使い吐き出した砂を下に落とすことで、再度吸い込むのを防ぎます。
またあさりが重ならないように入れるのも、同様の理由です。
適切な塩水の量は、貝の表面がギリギリ浸るくらい。
足りなければ、同じ作り方で塩水を追加。また、多い場合は捨てましょう。
しっかり浸かると、酸欠で死んでしまうことがあります。
水量を守れば開閉時に塩水が混ざりやすくなり、防げます。
Step4.アルミホイルを被せる
ボウルまたはバットに上に、アルミホイルか新聞紙を載せます。
アルミホイルを載せる目的は、2つ。
- 光を遮る
- あさりが吐き出した水が飛び散って周りが汚れるのを防ぐ
あさりは暗い方が活発になります。砂を吐き出してもらうため、光を遮ることが必要です。
Step5.時間をおく
塩抜き時間は、スーパーのものは2~3時間。潮干狩りで採ったものは半日ほど。
20℃くらいが最適です。
目安時間より長くても、一晩なら大丈夫です。
20℃くらいなら、そのまま室温で。25℃以上や7℃以下なら、冷蔵庫へ入れます。
ただし動きが鈍るため、あまり砂抜きできません。必要な時間は、適温下に置くのが理想です。
水温が上がったら一度冷蔵庫に入れ、適温を維持する方法も。
すぐ使わない場合。塩水を替えて冷蔵すれば、2日ほど保存できます。
Step6.塩抜きでうまみアップ
砂抜きしたあさりを、水切りします。
濡らしたペーパータオルをかけ、1~3時間放置します。15~20℃の室温に置きましょう。
「塩抜き」と言い、この一手間でうま味成分のコハク酸が増えます。
時短で塩抜きする方法
用意するもの | |
・あさり ・45~50℃のお湯 | ・ボウルまたはバット ・ザルまたは網 ・温度計(あれば) ・アルミホイル |
Step1.あさりをこすり洗い
流水で、あさりをこすり洗いします。
Step2.ボウルにザルをのせ、あさりを並べる
ボウルにザルまたは網をのせ、重ならないようにあさりを並べます。
Step3.45~50℃のお湯を入れる
ボウルに45~50℃のお湯を、適量入れます。
温度計がない場合、熱湯とお水を1:1で入れれば50℃くらいになります。
Step4.お湯の温度を保ちながら10~20分置く
お湯の温度を保ちながら、10~20分おきます。
温度が下がってきたら、お湯を足します。
汚れがひどければ、途中でお湯を取り替えましょう。
長期保存に!あさりの冷凍・解凍方法
塩抜きしたあさりを、すぐに使わない場合。冷凍すれば、2~3週間保存が可能です。
冷凍方法は、2種類。
殻つきのままか、むき身で冷凍する方法があります。
簡単!殻つきのまま冷凍
お味噌汁やボンゴレロッソなどに使う場合。殻つきのまま冷凍するのがおすすめです。
Step1.水気を拭き取る
砂抜きしたあさりの水分を、キッチンペーパーで拭き取ります。
Step2.保存袋に入れて冷凍
保存袋に重ならないように入れましょう。できるだけ空気を抜き、冷凍庫に入れます。
金属製のトレーなどに入れて冷凍すれば、急速に凍らせられます。
解凍方法
冷凍したものは、解凍不要です。凍ったまま料理に使いましょう。
むき身で冷凍
天ぷらや炊き込みご飯など、殻のいらない料理に使う場合。
少し手間はかかりますが、むき身で冷凍する方法もあります。
Step1.フライパンで蒸し煮
塩抜きしたあさりをフライパンに並べます。
酒を回しかけ、フタをして中火で2分ほど蒸し煮します。
Step2.ザルを重ねたボウルにあける
殻が開いたら、火を止めます。
ザルを重ねたボウルにあけましょう。
Step3.殻から身を取り出す
粗熱が取れたら、スプーンなどで殻から身を取り出します。
Step4.冷凍
1食分ずつ、ラップに包みます。それを保存袋に入れ、冷凍します。
できるだけ空気を抜きましょう。
あさりの汁も小さめの保存容器やシリコンカップに入れ、冷凍します。
解凍
天ぷらに使う場合は、冷蔵庫で自然解凍します。
可能なものは、凍ったまま料理に使いましょう。
水分が必要な料理には、茹で汁も使えます。よりうま味が増し、おいしくなります。
あさりの塩抜きは一晩もできる!
あさりの塩抜きは、ポイントがあります。
一晩置くことも可能ですが、温度管理に気をつけましょう。
あさりの適温は20℃くらい。砂抜き時間は、買ってきたものか潮干狩りで採ってきたものかで違います。
できるだけ適温に置きます。25℃以上や7℃以下の気温下では、冷蔵庫に入れましょう。
また、時短でできる方法もあります。
ポイントがわかれば、上手に砂抜きできますよ!
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪