自宅で簡単にヨーグルトが作れる、ヨーグルトメーカー。
便利ですが、デメリットもあります。
この記事ではヨーグルトメーカーが気になっている方へ向け、以下を解説しています。
・ヨーグルトメーカーのデメリット7つ
・ヨーグルトを作るときのポイント7つ
・ヨーグルトメーカー選びのポイント4つ
・両用タイプのヨーグルトメーカー3選
これを読めばヨーグルトメーカーのデメリットだけでなく、機種選びのポイントまでわかります。
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
ヨーグルトメーカーのデメリット7つ
簡単にヨーグルトが作れる、ヨーグルトメーカー。
デメリットを知ることで、購入の失敗を防げます。
デメリットは7つ。
- 置き場所が必要
- 熱湯消毒の手間がある
- 作るのに時間がかかる
- 発酵終了時間に注意が必要
- 牛乳パックの底部分が取り出しにくい
- 節約にならない場合がある
- 完全に同じものが作れるわけではない
それぞれ、解説します。
1.置き場所が必要
ヨーグルトメーカーの置き場所が必要になります。
小さいもので奥行きや幅が15cmほど、高さが30cm弱のものがほとんど。中には、大きいものもあります。
また、コンセントが届く位置でなければなりません。
2.熱湯消毒の手間がある
ヨーグルトメーカーの使用時は、熱湯消毒が必要です。
雑菌の混入を防ぐためです。
混ぜるのに使うスプーンやクリップなど。必要な場合は、容器の消毒も。
熱湯に2~3分つけ置きするか、沸騰したお湯をまわしかけます。中には、煮沸消毒でなければならないものもあります。
3.作るのに時間がかかる
ヨーグルトは、発酵に7~10時間ほどかかります。
作り置きがない場合。すぐに食べることはできません。
食べることを見込んで、あらかじめ作っておく必要があります。
4.発酵終了時間に注意が必要
発酵終了時間には、注意が必要です。
発酵後、速やかに冷蔵庫へ入れなければならないためです。
タイマー機能がないものは、発酵が進んで酸味が強くなります。
調理が終了したものを放置すれば、傷みます。
5.牛乳パックの底部分が取り出しにくい
ヨーグルトメーカーは、牛乳パックのままで作れるものも多いです。
容器が必要ないため、消毒の手間を減らせるのがメリット。
底の部分が取り出しにくいのがデメリット。手が汚れるだけでなく、雑菌が繁殖する原因になります。
防ぐためにも、持ち手の長いスプーンは必須です。
付属されてるものもありますが、プラスチック製で弱いのが難点。別売りのヨーグルトスプーンがあると、便利です。
■紙パックの角まですくいやすい形状です■
青芳 CASUAL PRODUCT たっぷりすくえるヨーグルトスプーン ロング 全長30cm 牛乳パック 手作りヨーグルト 煮沸消毒OK 腸活 菌活 免疫力アップ |
6.節約にならない場合がある
ヨーグルトメーカーを使っても、節約にならない場合もあります。
ヨーグルトの賞味期限の目安は、1週間。
1Lの牛乳パックで作る場合。1日に約140g以上食べる家庭であれば、節約になります。
普段より高級なヨーグルトや牛乳を使用した場合にも、節約になりません。
7.完全に同じものが作れるわけではない
種菌ヨーグルトと全く同じものが作れるわけではありません。
工場と同じ環境を作るのは難しいからです。
R1などを販売している、明治さんのサイトで記載があります。
ご家庭で市販のヨーグルトメーカーなどを使用し、プロビオヨーグルトシリーズ(LG21、R-1、PA-3)を種菌にすることでヨーグルトをつくることは可能です。しかし、乳酸菌のバランスが変化したり、乳酸菌が作り出す発酵成分の量が変化したりしますので、市販のものとは性質が異なる可能性があります。
ヨーグルトを作るときのポイント7つ
ヨーグルト作り自体は、簡単です。
牛乳とヨーグルトを9:1または10:1の割合で混ぜ、セットするだけ。
ただし、注意すべきポイントがいくつかあります。
- 熱湯消毒後フキンでふかない
- 成分無調整牛乳を使用する
- 未開封の材料を使う
- 牛乳パックの内側に触れない
- 材料をよくかき混ぜる
- 発酵中は振動を与えない
- 植え継ぎしない
それぞれ解説します。
1.熱湯消毒後フキンでふかない
熱湯消毒した部品は、フキンなどでふかないようにしましょう。
フキンの雑菌が付着するリスクがあるためです。お湯を切って、そのまま使います。
2.成分無調整牛乳を使用する
牛乳は、成分無調整牛乳を使用します。(成分無調整豆乳でも作れます)
以下の表示があるものです。
種類別名称 | 牛乳 |
原材料名 | 生乳100% |
無脂乳固形分 | 8.0%以上のもの |
乳脂肪分 | 3.0%以上のもの |
低温殺菌牛乳や乳飲料・加工乳は、ヨーグルト作りに適しません。
■ヨーグルト作りに適さないもの■
・低温殺菌牛乳
・乳飲料
・加工乳
・成分調整牛乳
・低脂肪牛乳
・無脂肪牛乳
など
3.未開封の材料を使う
牛乳やヨーグルトは、未開封のものを使用します。
新鮮なものを使用すれば、雑菌の混入を防げるからです。
残ったヨーグルトを、後日種菌にするのはやめましょう。
4.牛乳パックの内側に触れない
牛乳パックの内側には、素手で触れないようにしましょう。
触れたところから、雑菌が増殖します。
手をキレイに洗っても、雑菌を完全に無くすことはできません。
5.材料をよくかき混ぜる
牛乳とヨーグルトは、底までしっかりと混ぜましょう。
熱湯消毒したスプーンを使用します。
混ぜ足りないと、固さにムラがでます。
6.発酵中は振動を与えない
発酵中は振動を与えないようにしましょう。
途中で混ぜてもいけません。
こちらも、固さにムラがでる原因になります。
7.植え継ぎしない
出来上がったヨーグルトは、植え継ぎできません。
乳酸菌の働きが弱るため、固まらない可能性があります。また、雑菌の繁殖を避けられません。
毎回、新しいヨーグルトを使用しましょう。
ヨーグルトメーカー選びのポイント4つ
ヨーグルトメーカーは、数多く存在します。
置き場所が確保できるかや、コンセントが届くかはもちろん。他にも、選ぶ際のポイントがあります。
ポイントは、4つ。
- タイプ
- 専用容器の容量
- 温度設定の自由度
- タイマー機能の有無
1.タイプ
ヨーグルトメーカーには、2つのタイプがあります。
- 専用容器タイプ
- 両用タイプ
専用容器でしか作れない、専用容器タイプ。紙パックのままでも作れる、両用タイプがあります。
基本的には、両用タイプがおすすめです。
牛乳パックのまま作れるので、熱湯消毒がラクだからです。容器を洗う手間も省けます。
両用タイプの専用容器は、基本的に小さめです。
容量がもの足りなければ、専用容器タイプを選ぶことになります。
2.専用容器の容量
牛乳パックのまま作る以外にも活用する場合。専用容器の容量も重視しなければなりません。
ヨーグルトメーカーは、ヨーグルト以外の発酵調理もできます。機種により、低温調理ができるものも。
両用タイプでは、最大1200ml。
専用容器タイプには、2000mlに対応してるものもあります。
クビンス KGY713SM(シルバー) ヨーグルト&チーズメーカー |
3.温度設定の自由度
温度調整の自由度もポイントです。
1℃単位で調整できるものがおすすめ。色々な種類のヨーグルトが作れます。
また、温度設定の範囲も機種により違います。
20℃または25℃~60℃のものが多い印象です。
最高温度が65℃以上のものを選べば、よりたくさんのメニューが作れます。
25℃~42℃ | ヨーグルト・乳製品(サワークリーム) など |
25℃~50℃ | 漬物・ピクルス・フルーツビネガー・フルーツシロップ など |
25℃~60℃ | 甘酒・発酵食品(塩麹・納豆・味噌) など |
60℃~70℃ | 温泉卵・低温調理(コンフィ・ローストビーフ) など |
4.タイマー機能の有無
タイマー機能があるものを選びましょう。
終了時に音でお知らせしてもらえること。自動停止機能があれば、発酵しすぎを防げます。
両用タイプのヨーグルトメーカー3選
牛乳パックにも対応した、両用タイプのヨーグルトメーカー。
おすすめの機種を、3つ紹介します。
アイリスオーヤマ|IYM-014
お手頃価格でおすすめなのが、アイリスオーヤマのIYM-014。
安いだけでなく、機能的にも他のものに劣りません。
アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー 甘酒メーカー 温度調節機能付き メーカー保証付き ホワイト IYM-014 |
ブルーノ|LOE037
見た目のおしゃれさでおすすめなのが、ブルーノ。2色から選べます。
機能性は十分ですが、終了音がないのが残念な点です。
【レシピ付き 選べる特典】ヨーグルトメーカー 発酵フードメーカー ブルーノ 味噌 塩麹 甘酒 チーズ ワインビネガー 発酵 ヨーグルト 甘酒メーカー 塩こうじ 乳酸菌 発酵食品 LOE037【ポイント10倍 送料無料】【IDEA Label 発酵フードメーカー ヨーグルトメーカー】 |
ビタントニオ|VYG-20
ビタントニオも、見た目の良さがおすすめポイント。
専用容器は耐熱ガラスではないため、水から入れての煮沸消毒が必要です。
一方、牛乳パック用カバーやスプーン・キャップは熱湯消毒。変形するため、煮沸消毒ができません。
牛乳パックだけでの使用なら、こちらもおすすめ。
付属品に牛乳パック用カバーが付いてるのが、ポイントです。
Vitantonio YogurtMaker [VYG-20] ビタントニオ ヨーグルトメーカー |
ヨーグルトメーカーの必要性を見極めよう
ヨーグルトが大量に作れる、ヨーグルトメーカー。
便利ですが、いくつかデメリットがあります。
消毒の手間を省くなら、両用タイプがおすすめ。
デメリットを把握したうえで購入すれば、失敗を防げます。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪