むくみや疲れの軽減に役立つ着圧ソックス。
履かない方がいい場合もあり、注意が必要です。
この記事では着圧ソックスの購入を検討中の方へ向け、以下を解説しています。
・着圧ソックスは履かない方がいい?
・着圧ソックス選びで大切なポイント5つ
・着圧ソックスを履くときに守るべきこと
・おすすめの着圧ソックス
これを読めば履かない方がいいケースだけでなく、着圧ソックス選びのポイントまでわかります!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
着圧ソックスは履かない方がいい?
着圧ソックスにはむくみや疲れの解消など、さまざまな効果があります。
ー着圧ソックスで期待できる効果ー ・むくみ解消 ・リンパ液の流れ改善 ・血行促進 ・疲れ解消 ・細見え |
着圧ソックスにはさまざまなものがあり、履かない方がいい場合もあります。
それは求める効果やサイズの合っていないもの。また、間違った使い方もよくありません。
効果が得られないばかりか、病気を引き起こすことも。
着圧ソックス選びで大切なポイント5つ
着圧ソックスにはさまざまなタイプがあるため、商品選びが重要です。
ここでは、選ぶ際の大切なポイントを解説します。
ポイント1:効果
ポイント2:着用シーン
ポイント3:サイズ
ポイント4:圧力
ポイント5:丈の長さ
ポイント1:効果
求める効果により、セレクトすべきものは変わります。
- むくみ解消・リンパ液の流れ改善・血行促進
- 疲れ解消
- 細見え
むくみ解消効果のあるものは、医療機器承認を受けています。
ですので、むくみ解消・リンパ液の流れ改善・血行促進が目的の場合。「一般医療機器」と表示のある商品を選びましょう。
疲れ解消や細見えなどを目的にするなら、それぞれに対応したものがあります。
ポイント2:着用シーン
さらに着用シーンにより、選ぶべきものが変わるものもあります。
大きく2種類。日中用と夜用があります。※ただし、疲れ解消用は夜用のみ。細見え効果のあるものは日中用のみ。
日中用は仕事や作業での着用を。夜用はリラックスタイムや就寝中の使用を想定して作られています。
どのように使いたいかで選びましょう。
ポイント3:サイズ
着圧ソックスでは、サイズ選びがより重要になります。
想定された圧力をかけるにはサイズが合っていること。また、正しい位置に圧力がかかることで効果があるからです。
商品ごとの寸法をよく確認し、自分に合ったものを選ばなければなりません。
ポイント4:圧力
圧力にも注意が必要です。
強ければいいとは限りません。
重視すべきは、履き心地に大きく影響するふくらはぎの部分。足首部分は影響が小さいです。
圧力が弱いほど履き心地がよく、疲れないことがわかっています。
具体的には45hPa以下。夜用は特に弱いものが理想です。
初めて使うなら、弱いものから試しましょう。
ポイント5:丈の長さ
夜用には、丈の長さが違うタイプもあります。
膝下だけでなく、太ももまでのロングタイプやさらに長いフルレッグタイプも。
初めての方は膝下タイプがおすすめです。
太ももや足全体がだるい場合には、それに応じた長さのものを選んでもいいかもしれません。
「履かない方がいい」という結論にならないために。セレクト方法以外にも、履くときに守ってほしいことがあります。
着圧ソックスを履くときに守るべきこと
効果的に着圧ソックスを活用するには、履くときにも守るべきことがあります。
それは2つ。
- 正しく履く
- 不快と感じたらやめる
①正しく履く
自分に合ったものを選ぶのはもちろん。正しく履くことも重要です。
商品ごとに書かれた履き方や注意点を守りましょう。
②不快と感じたらやめる
サイズなど。自分に合ったものを選んでも、必ずしも快適とは限りません。
キツさや痺れなど。不快感があるときには、使用をやめましょう。
履いても逆効果になる可能性が高いです。
むくみが悪化するなど。症状が出たときには、医療機関を受診しましょう。
おすすめの着圧ソックス
初めての方にもおすすめの着圧ソックスを、効果別に紹介します。
- むくみ解消用
- 疲れ解消用
- 細見え用
①むくみ解消用
日中用・夜用(膝下丈)・夜用(ロングタイプ)の3種類を紹介します。
日中用
圧迫レベル
●ふくらはぎ:21hPa ●足首:35hPa
素材
●ポリエステル、ポリウレタン、綿
夜用 膝下丈
圧迫レベル
●ふくらはぎ:10.9hPa ●足首:14.4hPa
素材
●ナイロン、ポリウレタン
夜用 ロングタイプ
圧迫レベル
●ふくらはぎ:16hPa ●足首:24hPa
素材
●ナイロン、ポリウレタン
②疲れ解消用
疲れ解消用は、丈が3種類あります。
夜用 膝下丈
圧迫レベル
●ふくらはぎ:16hPa ●足首:21hPa
素材
●ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、キュプラ
夜用 ロング丈
圧迫レベル
●ふくらはぎ:16hPa ●足首:21hPa ●太もも:10hPa
素材
●ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル
■クールタイプ
圧迫レベル
●ふくらはぎ:16hPa ●足首:21hPa ●太もも:10hPa
素材
●ナイロン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル
夜用 フルレッグ
圧迫レベル
●ふくらはぎ:16hPa ●足首:21hPa ●太もも:11hPa ●太ももの付け根9hPa
素材
●ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル
③細見え
圧迫レベル
●ふくらはぎ:19hPa ●足首:27hPa
素材
●綿、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル
着圧ソックスは慎重に選ぼう!
着圧ソックスには、さまざまなものがあります。
求める効果やサイズが合っていないなど。履かない方がいい場合も。
また、正しく履くことや注意点を守るなど。商品ごとの使い方をよく確認することが必要です。
不快感があれば履くのをやめましょう。
効果がなくなるばかりでなく、症状を悪化させる原因になります。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪
参考文献
辻坂敏之(2013).『下腿部圧迫部位及び強度の違いが着圧ハイソックスの履き心地に及ぼす影響』.奈良県産業振興総合センター.No39,P12-13.