ホタテの貝殻から作られた、100%天然成分のホタテパウダー。
デメリットもありますが、それ以上にメリットがあります。
この記事ではホタテパウダーが気になってる方へ向け、以下を解説しています。
・ホタテパウダーのメリット6つ
・ホタテパウダーのデメリット5つ
・ホタテパウダーの使用量や用途別使い方
これを読めばホタテパウダーの利便性がわかり、使ってみたくなりますよ!
ぜひ、最後までお読みになってくださいね♪
ホタテパウダーのメリット6つ
ホタテの貝殻を粉砕し、高温で焼き上げて粉末にしたもの。これがホタテパウダーです。
主成分は水酸化カルシウム。ナトリウムやカリウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛など、ミネラル成分も多く含まれています。
水に溶かすとph12の強アルカリ水となり、さまざまな効果が。
メリットを知ることで、デメリットが分かりやすくなります。メリットから解説します。
- 洗浄効果がある
- 除菌・抗菌・消臭効果がある
- 残留農薬除去効果がある
- 無臭でどこでも使える
- サステナブルで地球にやさしい
- コスパがいい
1.洗浄効果がある
ホタテパウダーには、洗浄効果があります。主成分の水酸化ナトリウムには、タンパク質を分解する働きがあるためです。
ホタテパウダーと同じくナチュラル洗剤として使われる、重曹やセスキ炭酸ソーダ。
同じアルカリ性ですが、重曹はph8.2。セスキ炭酸ソーダはph9.8。ホタテパウダーはph12なので、より洗浄力に優れています。
2.除菌・抗菌・消臭効果がある
ホタテパウダーには、除菌や抗菌・消臭効果があります。
洗濯や掃除用だけではありません。食品にも使えます。
大腸菌・サルモネラ菌・O-157など、食中毒の原因菌も除菌可能です。
また、腐敗菌やバクテリアも除去。ホタテパウダーのカルシウムやミネラルが付着することで、食材が長持ちします。
消臭効果もあり、さまざまなニオイに効果的。洗濯物だけではありません。カーテンやソファーなどの消臭はもちろん、加齢臭にも効果があります。
3.残留農薬除去効果がある
ホタテパウダーは、残留農薬を除去することもできます。
厚生労働省により、農薬の残留基準は決まっています。
設定した残留基準値については、農薬が残留する食品を長期間にわたり摂取した場合や、農薬が高濃度に残留する食品を短期間に大量に摂取した場合であっても、人の健康を損なうおそれがないことを確認しています。
除去しないと危険ということではありません。
表面の残留農薬を除去できるため、より安全性を求める場合に有効です。
4.無臭で使いやすい
ホタテパウダーは、無臭です。
不快なニオイなど一切なく、いろんな用途で気持ちよく使えます。
5.サステナブルで地球にやさしい
サステナブルで地球にやさしいのもメリット。
ホタテパウダーは、本来捨てられるはずだったホタテの貝殻からできているからです。
使用済みのホタテパウダー水は、排水溝や河川へ流れます。
水を綺麗にしながら自然へ還るので、環境にもやさしいです。
6.コスパがいい
ホタテパウダーは、コスパの良さもメリット。
水に対する使用量が、わずかでいいからです。1袋で、500mlの除菌スプレーを300本分作れます。
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ホタテパウダーのデメリット4つ
使い勝手のいいホタテパウダーですが、デメリットもあります。
4つ解説します。
- アルミ製品などには使えない
- 野菜や果物の栄養素まで流れ出る
- 取り扱いに注意が必要
- 多く入れすぎると白く残る
1.アルミ製品などには使えない
ホタテパウダーは、アルミ製品には使えません。
強いアルカリ性のため、アルミ製品を腐食させてしまうからです。アルカリ性洗剤の使用がNGのものも同様です。
また、レザーにも使えません。汚れの落ちる力が強すぎ、変色の原因になります。
2.野菜や果物の栄養素まで流れ出る
ホタテパウダーで野菜や果物を洗うと、栄養素まで流れ出てしまいます。
野菜や果物の表面には、自身が身を守るための保護物質が作られます。体にいい栄養素が入っており、洗い流すともったいないです。
野菜や果物をホタテパウダー洗浄水に浸けた時の濁り。それは食材の色素や油分、ホタテパウダー自体によるもの。
残留農薬を洗い流せますが、目に見えるものではありません。野菜や果物を洗うのは、デメリットもあります。
3.取り扱いに注意が必要
ホタテパウダーは強力なため、取り扱いに注意が必要です。
- 吸い込むと危険
- 目に入ると危険
- 乾燥しやすい
- 少量の水で溶かすと発熱する
細かい粉末なので、開封時に舞い上がる可能性があります。大量に吸い込むと危険です。特に呼吸器が弱い方は気をつけましょう。
また、目にも入らないよう注意が必要です。
目に入ってしまった場合。決してこすらず、水道水で15分以上洗浄します。その後、速やかに眼科へ行きましょう。
皮脂や油分を吸着するため、肌が乾燥する可能性があります。必要に応じ、ビニール手袋を使用してください。
また、ホタテパウダーを少量の水で溶かすと発熱します。発火の恐れはありませんが、取り扱いには注意が必要です。
4.多く入れすぎると白く残る
ホタテパウダーを入れすぎると、白いカルシウム成分が溶け残ります。
洗濯物など。乾いた時に白くなる場合があります。
ホタテパウダーの使用量や用途別の使い方
ホタテパウダーは、水に溶かして使います。
基本は、1Lの水に1g。スプレー容器に入れるか、つけ置きで使用する方法です。
1度作ったホタテスプレーは、1ヶ月以内に使い切りましょう。
具体的な使い方を、用途別に紹介します。
- 掃除
- 食品の洗浄
- 除菌・抗菌・消臭
- 洗濯に
- その他
※以下、ホタテパウダーの使用量の記載がないものは基本と同じです。
1.掃除
ホタテスプレーなら、家中の汚れを落とせます。
直接吹きかけ、雑巾で拭き取りましょう。
リビングのほか、キッチン・トイレやお風呂掃除など。コンロ周りにも使えます。
換気扇などのひどい汚れ
◆お湯をはったシンクにホタテパウダー3~5g◆
お湯をはったシンクに、ホタテパウダーを溶かします。
数時間つけ置きしましょう。
こびりついた汚れ
◆ホタテパウダーを少量の水で溶かす◆
こびりついてしまった汚れには、ペースト状にしたものを使います。
汚れの部分につけ、ブラシでこすりましょう。
2.食品の洗浄
野菜や果物はボウルに入れ、つけ置き洗いします。
5分が目安。栄養が流れ出るため、それ以上長くならないようにしましょう。
肉や魚の洗浄には、スプレーをふりかけます。その後、いつも通り調理します。
お米の洗浄にも
◆米2~3合に対しひとつまみ◆
お米の洗浄にも使えます。
お米と一緒に入れ、洗います。色が濁ったら水を捨て、いつも通りすすぎましょう。
3.除菌・抗菌・消臭
まな板や包丁などのキッチン用品や、哺乳瓶の除菌にも有効です。
20分ほどつけ置きしましょう。
乾かしてそのまま使用できます。
表面にが白くなることがありますが、カルシウムです。天然素材のため、そのまま使って問題ありません。
カーテンやソファー・カーペットや寝具・衣類など。市販の消臭スプレーと同じように使うこともできます。
エッセンシャルオイルを混ぜることも可能です。
4.洗濯に
◆7~9kgの洗濯機に対し3g◆※部屋干しの場合は5g
洗濯に入れれば、洗濯物の洗浄や消臭ができます。また、洗濯槽のカビも繁殖しにくくなります。
洗濯槽に入れ、洗濯します。初めての場合や、梅雨時期は5g入れましょう。
においの強いものは、つけ置きしてから洗うのがおすすめ。30分~1時間ほどつけ置きします。
洗浄力は十分ですが、洗剤や柔軟剤との併用も可能。香りが欲しい場合には、柔軟剤を使用しましょう。
5.その他
その他にも、いろいろな用途で使用できます。
- 足浴
- 口腔ケア
- 赤ちゃんのお尻ふき
- ペットのお手入れ
■足浴
足浴すれば水虫に効果的。白癬菌も除菌できるためです。
■口腔ケア
◆コップ1杯の水にひとつまみ◆
マウスウォッシュやうがいに使います。虫歯菌や歯周病菌に効果的です。
■赤ちゃんのお尻ふき
◆1Lの水に0.5g◆
コットンやガーゼなどを湿らせ、使用します。
■ペットのお手入れ
◆1Lの水に0.5~1g◆
ペットの耳掃除や歯磨き・足拭きなどに使えます。スプレーをコットンに吹きかけ、使用しましょう。
ホタテパウダーで家中キレイに!
ホタテパウダーには、デメリットもあります。
デメリット以上に、メリットがたくさんあります。
洗浄や除菌・消臭もでき、無臭。どこでも使いやすく、コスパもいいです。
化学物質不使用で、体にも地球にもやさしく安心して使えます。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです♪